日本ハム・梅林優貴

○ 日本ハム 3 - 0 巨人 ●
<オープン戦・札幌ドーム>

 日本ハムのドラフト6位ルーキー・梅林優貴捕手(21)が3日、札幌ドームで行われた巨人とのオープン戦に途中出場し、自慢の強肩を披露した。

 梅林は広島・高陽東高から広島文化学園大を経て、2019年のドラフト6位で入団したルーキー捕手。大学野球部は中国大学野球二部リーグの所属だったが、自身も武器に挙げる「スローイング」をスカウトに評価されて同大初のプロ入り。一軍本拠地デビューとなったこの日、いきなり“足のスペシャリスト”を相手に自らの武器をアピールした。

 梅林は6回表の守りから途中出場。注目の場面は、7回の先頭・亀井善行に四球を与えたところで訪れた。巨人ベンチは昨季15盗塁をマークした増田大輝を代走に送り、1ストライクからの2球目にスタート。日本ハムバッテリーはこの回から登板していた育成ルーキー右腕・長谷川がクイックで外角低めに145キロの速球を投じ、梅林はこのボールを素早い動きで二塁へ転送すると、このボールが二塁へドンピシャのストライク送球となりタッチアウトとなった。

 昨年は高卒ルーキーの田宮裕涼捕手が“本拠地デビュー戦”で好送球を披露。本拠地のファンから拍手を浴び、“ユアキャノン”なる新たな愛称も話題となったが、この日は無観客での試合開催となりファイターズファンは画面の向こうから声援を送る形に。

 自慢の強肩をファンへ生披露とはならなかったが、すでに盗塁刺の映像を見たファイターズファンからはSNS上で「梅キャノン」「北の梅ちゃんバズーカ」など愛称候補が続出。無観客でもインパクト十分の“本拠地デビュー”となったようだ。

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