番記者も「大きな補強」
レイズの筒香嘉智選手(28)が現地時間4日(日本時間5日)、ブルージェイズとのオープン戦に「2番・三塁」で先発出場。第3打席で久々の安打をマークした。
初回の第1打席は制球の定まらない相手から四球をもらい、2回先頭で回った第2打席は空振りの三振。無安打のまま迎えた3回の第3打席、二死一塁で打席に入ると、変化球に食らいついた当たりは力なく三塁方向へ。しかし、相手が極端なシフトを敷いていたこともあり、そのゾーンは無人。結局、打球を拾い上げた「遊撃への内野安打」という記録になり、オープン戦3試合・8打席ぶりの安打が記録された。
この日は3回で3打席が回るハイペースだったこともあり、4回の守備から途中交代。これでオープン戦の成績は7試合の出場で打率.357(14-5)・本塁打1・打点3となっている。
異国の地での新たな挑戦。外野だけでなく三塁でも試されるなど、1年目の春から様々な経験を積んでいる筒香。
MLB公式サイトに掲載されているチームの今春ここまでの印象的な選手にも名前が挙げられ、同サイトの“レイズ番”を務めるフアン・トリビオ氏は「大きな補強だった。チームはこの2~3週間で、日本のスラッガーにこれだけの投資をする価値が十分にあったことを確信している」とリポート。
また、「特に守備の面でチームメイトに感銘を与えている」とし、同じ外野手のケビン・キーアマイヤーが「外野で非常に馴染んでいる」と語ったことを紹介するなど、持ち味である打撃はもちろん、守備での奮闘も評価を得ているようだ。