2020.03.13 18:00 | ||||
福岡ソフトバンクホークス | 10 | 終了 | 5 | 広島東洋カープ |
PayPayドーム |
たった2球で2ストライクも…
ソフトバンクの中村晃選手(30)が13日、PayPayドームで行われている広島とのオープン戦に「3番・右翼」で先発出場し、3回の第2打席にボールカウント2ストライクから13球粘り、この打席16球目を捉えて適時打をマークした。
注目の場面は5点ビハインドの3回、二死三塁の場面だった。
中村は相手先発の大瀬良と対峙し、初球のストレートを見逃し、2球目のカットボールをファウル。2球で2ストライクと追い込まれたが、ボールを1球挟んでカットボール、フォークにストレートと、大瀬良のウィニングショットを5球連続でファウルに。
さらに2球続けてボールを見極めフルカウントに持ち込むと、ここから内外角に投げ込まれるボールをまたしても5球連続ファール。最後はこの打席16球目となった真ん中低めのカットボールを叩くと、打球は大瀬良の足元を抜けて中前へ。この試合自身2本目となるヒットは、チーム初得点を叩き出す適時打になった。
この結末には打たれた大瀬良もマウンド上で思わず苦笑い。初回は12球、2回は13球とテンポよくスコアボードにゼロを並べていたが、3回は打者5人に対して25球。それも自身の送球エラーで出した走者を中村に返されることになり、手痛い失点となった。