オリックス・荒西

◆ ウエスタンのセーブ王が先発

 オリックスは14日、京セラドーム大阪で行われた阪神とのオープン戦に、昨季のウエスタンリーグのセーブ王で、ここまで中継ぎとして無失点を継続していた漆原大晟を先発で起用した。

 漆原は「初回をしっかり抑えるというのが自分の中では強かったので、初回を0点で抑えられたのは良かった」との言葉通り、先頭の糸井嘉男に出塁を許したものの、2番・近本光司、3番・マルテ、4番・ボーアといった後続を抑えてまずまずの立ち上がりを見せる。

 ところが2回、この回も先頭打者のサンズにヒットを許し、続く福留孝介に四球を与えて得点圏に走者を背負うと、糸原健斗に適時二塁打を浴びてしまう。さらに木浪聖也の犠牲フライで2失点。3回になると緊張も解れたのか、ボールも本来のキレを取り戻し、無失点で終えた。

 登板後、漆原は「先発は試合を作る上で大事な役割。きょうは3イニングでしたけど、もう少し長いイニングを投げるとしたら、チームに勢いをつけるピッチングをしていくことが大事で、いかに凄いことか、難しいことがわかった」とコメント。先発として活躍する山岡泰輔や山本由伸といった「参考になる投手」に「質問したり、アドバイスをいただいて、またレベルアップできるように、自分のモノにしていければ」と、さらなる成長を誓った。

◆ 開幕ローテーション再考へ

 西村徳文監督は漆原について、「初めてだったんでね。2回までは力が入り過ぎていた。3回は良かったと思う。徐々に球数を増やしてみて、というところじゃないですかね」と評価し、延期となった期間中に行われる練習試合で、先発への適正を見極めていく考えを示した。

 一方で、開幕ローテーションが確実視されていた荒西祐大が2番手として5回を92球、被安打10、6失点という内容だったことを受け、「7回、8回の3点ずつがね。7回は二死から(連打)でしょ。自分で考えていかないと。4回、5回はしっかりしていたんですから。それは力のなさなのか? 気持ちの弱さなのか?」と厳しい評価をくだした。

 また、荒西の開幕ローテ入りについては、「考え直さなきゃいけない。3月20日の開幕なら行ってもらいましたけど、もう1回いいものを見せてもらわないといけない。次にチャンスをもらったときにどうするかは本人次第」とコメント。ローテ再考を示唆した指揮官の表情は厳しかった。

 オリックスは明日15日にオープン戦を終えると、当初の予定通り、20日から仙台に乗り込み楽天と練習試合(試合数は未定)を行う。京セラドームで予定されていた公式戦も練習試合に振り替える方向で、他球団と話し合いを進めており、今後は同一リーグのチームを相手に開幕に向けた準備を進めていく。

取材・文=どら増田

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