2020.03.15 13:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 4 | 終了 | 6 | 阪神タイガース |
京セラD大阪 |
ワインドアップで改善
オリックス先発陣の三番手として期待されている田嶋大樹投手が15日、京セラドーム大阪で行われた阪神とのオープン戦に先発登板。ここまでのオープン戦2試合で7回2/3を投げて7失点、防御率8.22と結果を残せていなかったが、5回2/3を109球、3失点(自責点2)で終え、「少し前進できた感じ」と安堵の表情を浮かべた
立ち上がりの2回を三者凡退で終えた田嶋は、3回に味方の失策が絡み無安打で1失点。続く4回は阪神・近本光司に足でかき回され、1ヒットで1点を献上してしまう。5回には先頭の育成・小野寺暖に二塁打を打たれると、大山のタイムリーでさらに失点。6回もマウンドに上がったが、高山俊、陽川尚将に連打を許しながら後続の2人を討ち取ったところで、神戸文也にマウンドを譲った。
オープン戦最後の登板は、5回2/3を投げて3失点、被安打5、与四球4という内容だった。試合後、「ダメなときは色々と試して、前進できるように」と、この試合からワインドアップにした理由を明かし、「良い方向に出たので、それを継続して開幕までにもっと良い状態に向かっていけたら」と前を向いた。
きょうは当初から100球強の予定だったが、「スタミナは問題なかった。シーズンに入れば120球はいける。そうすれば6~7回も投げられる」と手ごたえを口にし、「まだ好調とは言えないので、しっかりと悪いところ、良いところを見つめ直し、より良い状態で開幕を迎えたい」と意気込んだ。
山岡泰輔、山本由伸に続く先発の3番手が、オープン戦の最後に明るい兆しを見せた。
取材・文=どら増田