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鳥谷敬がロッテに入団…キャンプ後に契約した日本人選手たち

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上原浩治(C)KYODO NEWS

直近の上原は中継ぎの一角として戦力に


 3月11日に元阪神の鳥谷敬選手(38)がロッテと契約した。すでに二軍の本拠地・浦和球場にて、真新しい背番号「00」のユニフォームに身をまとい練習に参加している。


 鳥谷本人も「野球をやる以上はレギュラーを狙う」と、新天地での活躍に意欲を燃やしている。ファーストミットも発注し、内野の全ポジションどこでも守るつもりだ。

 今回の鳥谷のように、春季キャンプが終わった3月以降に入団した日本人選手は、当該シーズンにどのような結果を残しているのか――。過去10年間で該当した選手の成績を振り返ってみた。なお、当該年度に独立リーグなど、他球団と契約し、公式戦に出場していた選手は含んでいない。

 直近では、2018年に上原浩治投手が、オープン戦も半ばに入った3月9日に巨人と契約し、開幕一軍入り。途中、登録抹消があったものの、中継ぎとして36試合に登板。0勝5敗、14ホールド、防御率3.63と、まずまずの結果を残した。中継ぎの一角として戦力となり、若手投手陣の支えにもなったが、翌19年の5月に現役引退を表明した。

 2017年には、川崎宗則選手が開幕直後の4月3日にソフトバンクと契約。川崎はカブスとマイナー契約を結んでいたが、3月末に契約解除となり、6年ぶりとなる古巣への復帰を選択した。この年は42試合の出場、打率.241(137-33)という成績を残したが、クライマックスシリーズや日本シリーズへの出場もなく、全盛期のような活躍とまではいかなかった。


中村紀洋は1本塁打に終わる


 2013年から2016年までは該当者がいなかったが、2012年は、井川慶(オリックス)、真田裕貴(巨人)、岡島秀樹(ソフトバンク)の3投手がキャンプ終了後に契約を勝ち取った。

 井川は前年までヤンキースでプレーしていたが、契約が切れて所属先を探すなか、3月に入っても所属は決まらず、開幕の前日となる3月29日に阪神時代の恩師でもある岡田彰布氏が監督を務めていたオリックスと契約。5月から一軍でプレーするも、14試合で2勝7敗、防御率4.65と結果を残すことはできなかった。オリックスには4シーズンにわたって在籍していたが、ケガにも苦しみ4年で29試合の登板、7勝12敗という成績で、2015年10月に戦力外通告を受けた。

 横浜から自由契約となりMLB挑戦を目指すも、契約に至らなかった真田は、古巣である巨人に復帰。しかし、1試合の登板で古巣DeNAの打者4人に対し4連打を浴びて3失点。一死も奪うことができないまま降板し、一軍での登板はこの1試合のみに終わった。同年オフに戦力外通告を受け、翌年は台湾でプレー。14年にはヤクルト入団が発表され、NPB復帰を果たした。

 岡島はMLBでの契約を目指していたが、メディカルチェックで引っかかり所属先がない状態で、キャンプ終了後の3月3日にソフトバンクと契約。岡島は身体の不安を払拭するかのように開幕から26試合連続無失点と好発進すると、年間を通じて56試合の登板、防御率2.14と大きく貢献した。この活躍があったからこそ、翌年のMLB再復帰につながったことは間違いないだろう。

 2011年は、5月25日に中村紀洋選手が横浜と契約している。前年は楽天で規定打席に到達し打率.266(473-126)とまずまずの成績を残していたが、この年は62試合で打率.209(115-24)と力を発揮できなかった。中村の代名詞とも言える本塁打は、わずかに1本に終わっている。しかし、翌年は126試合の出場で打率.274(442-121)、11本塁打と復活を果たした。

 2010年は、大家友和投手が開幕直後の4月8日に横浜と契約。規定投球回には届かなかったものの、先発ローテーションの一員として7勝をマークした。


 過去を振り返ってみると、キャンプ後の入団ながら、上原や岡島、そして大家といった投手陣は戦力としてもチームに貢献した。その一方で、野手の川崎や中村は期待されたほどの成績を残すことができていないだけに、鳥谷には、この流れを覆すような活躍を見せてもらいたいものだ。


▼ 3月以降に契約を結んだ日本人選手と当該年度成績
※引退試合のための復帰は含まない
※当該年度に海外含む独立リーグなどで契約し公式戦に出場している選手は含まない

<2018年>
・上原浩治(巨人)

[支配下登録日]3月9日
[成績]36試合(34.2回) 0勝5敗14H 防御率3.63


<2017年>
・川崎宗則(ソフトバンク)

[支配下登録日]4月3日
[成績]42試合 打率.241(137-33) 本0 打点4


<2012年>
・井川慶(オリックス)

[支配下登録日]3月29日
[成績]12試合(62回) 2勝7敗 防御率4.65

・真田裕貴(巨人)
[支配下登録日]3月19日
[成績]1試合(0回) 0勝0敗 防御率--

・岡島秀樹(ソフトバンク)
[支配下登録日]3月5日
[成績]56試合(47.2回) 0勝2敗9S20H 防御率2.14


<2011年>
・中村紀洋(横浜)

[支配下登録日]5月25日
[成績]62試合 打率.209(115-24) 本1 打点14


<2010年>
・大家友和(横浜)

[支配下登録日]4月8日
[成績]22試合(121.2回) 7勝9敗 防御率4.59
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