連打浴びピンチの連続も切り抜ける
先発ローテーション入りが濃厚と見られるヤクルトの新助っ人、ガブリエル・イノーア投手(26)が18日、戸田球場で行われた楽天との練習試合に先発登板。5回(73球)を投げて、8安打を浴びながら無失点と粘投した。
初回、2回と2イニング続けてヒットを許し得点圏に走者を背負ったが、ここは後続を断ち無失点。3回は一塁へのベースカバーも難なくこなして三者凡退に打ち取った。しかし以降は大ピンチの連続だった。
4回、一死から5番・耀飛、6番、渡辺佳明、7番・堀内謙伍に3連打を浴びて満塁のピンチに。8番・岩見雅紀を遊併殺に打ち取り切り抜けたが、続く5回も連打を許し、さらに自身のボークで無死二・三塁にピンチが拡大。それでも2番・村林一輝を遊ゴロ。走者が入れ替わり一死一・三塁とピンチが続いたが、3番・黒川史陽を4-6-3の併殺に打ち取り、なんとかスコアボードにゼロを刻んだ。
若手が並ぶ楽天打線を相手にテンポ良く投げ込み、ボール先行となれば少々甘くともゾーンに投げ込む割り切った投球で与四球はゼロ。3回以外は得点圏に走者を背負う苦しいマウンドだったが、西田明央とのバッテリーでなんとかゲームメイクしてみせた。