アピール続ける2018年のドラ1右腕
ヤクルトの清水昇投手(23)が20日、神宮球場で行われている阪神との練習試合に先発し、2回(31球)を投げて1安打、3奪三振で無失点と好投した。
初回、いきなり二塁・山田哲人の失策で先頭の出塁を許すも、今春好調な右腕はブレなかった。2番・糸井嘉男に対して3球勝負を挑んで低めのスプリットで空三振。マルテ、ボーアの中軸も退け、上々の立ち上がりを見せる。
2回は先頭の5番・サンズにフルカウントとするも、9球目に外角低めのスライダーで誘って空振り三振。6番・福留に外角低めの速球を巧打されて左中間二塁打とされたが、髙山俊を二ゴロ。二死三塁で対した梅野隆太郎に対しては、フルカウントから女房役・中村悠平のサインに3度首を振って146キロの速球で空振り三振。中村が外に構えたミットはやや内に動いたが、ここ一番の勝負所を力で押し切った。
ルーキーイヤーの昨季は大卒ドラ1の即戦力として期待されたが、一軍11試合(先発3試合)に登板して0勝3敗、防御率7.27と苦戦した。それでも今春はショートイニングでの登板を続けて、オープン戦は4試合(6回1/3)で7奪三振、防御率2.84と好投。2年目の一軍定着、その先の定位置確保へ向けてアピールを続けている。