2020.03.20 14:00 | ||||
埼玉西武ライオンズ | 試合前 | 北海道日本ハムファイターズ | ||
メットライフ |
これぞ首位打者のバットコントロール
西武の森友哉選手が20日、メットライフドームで行われた日本ハムとの練習試合に「3番・捕手」で先発出場。オープン戦でも好調だった昨季の首位打者が4打数3安打と活躍し、試合にも5-2で勝利した。
試合後、辻発彦監督も「あいつのいいところは追い込まれてからバッティングを変えられるところ。首位打者とるくらいのバッターだから」と舌を巻いたのが、3回の第2打席で見せた技ありの一打だった。
無死走者なしということもあり、日本ハムは、二塁手の渡邉諒をライトの手前に、遊撃手の石井一成はセカンドベース後方、三塁手のビヤヌエバがショートの守備位置に入る『森シフト』を形成。「追い込まれるまでは普通に打とうと思っていた」という森だったが、2ボール2ストライクになり「サードが極端な守備位置だったので、ちょっと狙ってみよう」と、日本ハムの有原航平が内角に投じた「スライダーかカット」を強引にサードベース方向へ弾き返した。
「どこのコースにきてもあっち(三塁)に打とうと思っていました」と、巧みなバットコントロールで「うまく反応できた」打球は、鋭いあたりではなかったものの、無人のサードベース横を通ってレフト前へ。「逆方向を意識してもサードを狙ったことはほぼない」「去年も何回か初球、狙ったろうと思ってやってみたけどできなかった」という森だったが、今回の一打には「めちゃめちゃうれしかった」と笑顔を見せた。
本来であれば今シーズンの開幕戦となるはずだった一戦での活躍に「開幕だったら良い滑り出しかな。もうきょうが開幕でいいんじゃないかな、 試合にも勝ったし(笑)」とコメント。ファンに対しても「球場で応援したいという人もたくさんいると思いますが、それ以上に僕らもファンに囲まれて試合をしたいと思っている」と語り、「いつ開幕と言われてもいいように、そのための準備をしながら試合をやっていきたい」と前を向いた。
西武 5-2 日本ハム<メットライフドーム>
日|010 000 100|2
西|101 100 20☓|5
<投手>
【日】有原(4回)、井口(2回)、玉井(1.1回)、鈴木(0.2回)
【西】浜屋(4回)、相内(1回)、武隈(1回)、平良(1回)、ギャレット(1回)、増田(1回)