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“甲斐キャノン”に匹敵!?ロッテ・柿沼友哉の通算盗塁阻止率がスゴイ!

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ロッテ・柿沼友哉[撮影日=2020年2月13日]

昨季は盗塁阻止率.522


 15年育成ドラフト2位のロッテ・柿沼友哉の通算盗塁阻止率が凄い。


 新型コロナウイルス拡大の影響で開幕の延期が決定。ロッテは新型コロナウィルス感染に伴う予防対策の観点から28日から30日までの3日間、ZOZOマリンスタジアムで行う一軍の全体練習を中止。予定されていたファームの練習試合も中止となった。筆者は土日、時間が多くあったので、新しい記事執筆用のネタがないかマリーンズのデータ関連の本や、自身の取材ノートなどを読んでいると、あることに気がついた。冒頭に述べたように、柿沼友哉の盗塁阻止率が凄い。

 以下が柿沼のプロ入り後の盗塁阻止率だ。

▼ 柿沼友哉
16年:出場なし
17年:6試 盗塁企図数4 盗塁刺3 阻止率.750
18年:2試 盗塁企図数2 盗塁刺1 阻止率.500
19年:34試 盗塁企図数23 盗塁刺12 阻止率.522

 盗塁企図数が少ないと言われてしまえば、それまでだが、それでもこの数字はなかなかだ。過去の取材を振り返れば、柿沼が育成選手だった16年7月23日に「一番自信があるのはスローイング」と自身の武器であると語っていた。16年7月末に支配下登録選手になったが、同年は一軍出場なし。翌17年6月17日の巨人戦でプロ初出場すると、同年は6試合に出場して、盗塁阻止率が.750。4度の盗塁機会で、3度刺した。

 18年は開幕一軍を掴むも出場試合は2試合にとどまったが、盗塁阻止率は.500を記録した。昨季は開幕一軍を逃したが、捕手陣の相次ぐ故障で一軍昇格を果たすと、少ない出場機会でアピール。

 走塁中に負傷した吉田裕太に代わり出場した6月7日の巨人戦で、8回一死一、二塁から巨人の重盗に「二塁ランナーのスタートが良かったのは見えていましたし、三塁はセーフだなと一瞬でわかりました。ただ、一塁ランナーが遅れているのは見えていた。なので、セカンドへ投げようと」と、冷静な判断でスタートの遅れた一塁走者の重信慎之介を二塁で刺した。

 同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-ロッテ戦』で解説を務めた真中満氏も「なかなかセカンドへ放るのは難しいんですけど、しっかり一塁ランナーのスタートが遅れたのを見てしっかりセカンドへ送球しましたよね」と判断力、その強肩ぶりを絶賛した。

ミットを下げない


 柿沼といえば、投手の球を受けるときに、ミットをあまり下げない。入団当初は投手の球を捕るときにミットを下げていたが、「いつも力を入ってとっていた。力を抜いて構えようと意識したときに、下げなくても力が抜けているなと。自分で力を抜いてタイミングを取りやすい練習をして、どれが一番やりやすいかなという中でこれが一番いいと見つけました。誰かに言われてというわけじゃないですね」(取材日:19年6月13日)と、試行錯誤の末に18年からミットを下げずに投手の球を受けるようになった。

 送球が早くなったりメリットはあるのかと聞くと、柿沼は「どうなんですかね。(19年6月13日時点で)ピッチャーの方にそこまで聞いていないからあれですけど、スローイングのスピード自体もでてきている感じはある。それもあるのかなと思いますけどね」と多少関係しているのではないかと分析した。

 柿沼と同じように育成選手でプロ入りしたソフトバンクの甲斐拓也はその強肩から“甲斐キャノン”と呼ばれるなど、球界を代表する捕手に成長した。柿沼も“甲斐キャノン”のようにメディア、ファンから“柿沼バズーカ”、“エンジェルキャノン”といった愛称で呼ばれる日もそう遠くはないだろう。

取材・文=岩下雄太
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