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新主将佐野、ドラ1森&ドラ2坂本…キャンプ、OP戦で目立った若手【DeNA編】

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DeNAのドラフト1位・森敬斗(左)と同2位・坂本裕哉

佐野は全試合4番でオープン戦打点王!


 新型コロナウイルスの影響で未だ開幕日が確定していない2020年シーズン。当初の開幕予定日だった3月20日に向け仕上げてきた選手たちは難しい調整を強いられている。DeNAはチームの顔だった筒香嘉智がメジャーへ旅立ち、新スローガン『NEW GENERATION IS HERE.』の下、新たなシーズンに臨む。ここでは春季キャンプ、実戦で目立った次世代の主役候補たちを振り返ってみたい。

 まずは、筒香からキャプテンマークを引き継いだ佐野恵太だ。オープン戦は全13試合で4番を務め、12球団トップの11打点をマーク。3本塁打を放つなどOPS(出塁率.327+長打率.511)も.838を記録し、4番に相応しい数字を残した。プロ入り4年目の25歳。これまでレギュラーとして戦い抜いた経験はないが、ラミレス監督からの信頼は厚く、「今のポジションを渡さないように」と危機感も併せ持つ。

 投手ではドラフト2位の坂本裕哉(立命大)が開幕ローテーション入りをアピール。キャンプ中の実戦から結果を残し、3月21日の巨人との練習試合(東京ドーム)でも3回無失点の好投。オープン戦から8イニング連続無失点とした。

 ドラフト3位の伊勢大夢(明大)も実戦で猛アピール。入寮前の交通事故でキャンプこそ出遅れたが、その際に痛めた右手首はしっかり完治。スリークォーター気味のフォームから力強いボールを投げ込み、右のリリーフとして開幕一軍に近い位置にいる。3年目の齋藤俊介は、キャンプ中の実戦から好調を維持。新外国人のオースティンらとともに、ラミレス監督が選ぶキャンプMVPに名を連ねた。

 左肘を痛めた東克樹がトミー・ジョン手術を受けたものの、山崎康晃、今永昇太、濵口遥大、上茶谷大河ら、主力の調整も順調。キャンプ取材では、改めて若手投手陣の充実ぶりを感じた。

実戦で光ったドラ1・森、指揮官も驚いた百瀬の一発!


 高卒ドラ1位・森敬斗(桐蔭学園高)も明るい話題を振りまいた。春季キャンプは二軍で土台作り。そんな中、一軍初合流となった2月19日のロッテ戦(沖縄・宜野湾)で右前打を放つなど実戦で快音を連発した。キャンプ終盤に右足を痛め一時別メニュー調整だったが、すでに実践復帰。華やかさを併せ持つ背番号6は、将来の正遊撃手への道を順調に歩んでいる。

 ラミレス監督が「サプライズ」と称したのは、高卒6年目の百瀬大騎。指揮官が視察に訪れた2月12日の中日二軍との練習試合(沖縄・読谷)で、バックスクリーン右に着弾する特大ソロを放った。これが一軍昇格のきっかけとなりオープン戦12試合に出場。3月15日の日本ハム戦(札幌ドーム)では、一塁へのヘッドスライディングで適時内野安打をもぎ取るなど2安打1打点とアピールした。

 ただ野手陣に関しては、総じて若手のアピールが乏しく映った。正二塁手獲りが期待される2年目・伊藤裕季也は、実戦で失策を連発。不安定な守備が打撃にも影響したのか、オープン戦打率.150と振るわなかった。右の大砲として期待される細川成也も実戦でアピールできずキャンプ途中に二軍降格。ドラフト6位の蝦名達夫(青森大)は、キャンプ中の左手薬指骨折でいきなり躓いた。

 若手に関しては、投手陣のアピールが目立った春先のDeNA。シーズン開幕の目処はまだ立っていないが、今後の準備期間では若手野手の底上げにも期待したい。
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