新型コロナ感染拡大防止へ
日本野球連盟(JABA)は2日、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、5月下旬にメットライフドームで開催が予定されていた「第45回全日本クラブ野球日本選手権大会」と、7月上旬に京セラドーム大阪・ほっともっとフィールド神戸で予定されていた「第46回社会人野球日本選手権大会」など、今季開催予定だった一部のJABA公式大会の中止を発表した。
清野智会長は公式HPを通じて「新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況の中、完全な形での開催は難しいとの判断」と、今回の決定の経緯についてコメントしており、「全日本クラブ野球選手権大会中止は、1976年の誕生以来初めてであり、社会人野球日本選手権大会中止は、2011年(東日本大震災の影響で中止)以来2度目」という異例の決断を下すことになった。
また、連盟所属チームに対しては4月末までオープン戦の開催自粛を要請することも決定。東京五輪開催のため11月へと日程変更されていた「第91回都市対抗野球大会」においては、5月末日までに一部の地区で予選が予定されているが、JABAは当該連盟に対し「6月以降に日程変更」するよう要請していくという。