スタッフの自宅待機を受け、選手同士で協力
西武は先週末、4月6日(月)から当面の間、チーム活動を休止し、自主練習とすることを決定。この日から始まった自主練習では、打撃投手やブルペン捕手といったチームスタッフが自宅待機となっているため、選手同士が協力し合いながら練習に取り組んだ。
9時半過ぎに室内練習場に姿を見せた、中村剛也、木村文紀、森越祐人、源田壮亮の4選手は、軽くランニングなどをした後、打撃投手を持ち回りで務めながらそれぞれ調整。普段なら「まずやらない」という打撃投手を務めた中村は、ストライクゾーンに緩急をつけて投げ込み、打席に立った源田から「球がきれい。バッティングピッチャーいけます!」と賞賛される場面も。
森越に対しては、低めに決まるスローボールを多投して、「しっかり膝を使って(打って)」とアドバイス?を交えながら和気あいあいとした雰囲気で時間は経過。安定してストライクゾーンに投げ込んでくる中村に、森越は「コントロールがいい」と脱帽だった。
一方、打席に立った中村は、源田“投手”から快打を連発。4人は約1時間にわたって、みっちりと汗を流した。持ち回りの打撃投手について、中村は「ゲン(源田)が投げたいって言ったから」と冗談ぽく笑ったが、「肩もできるし良かったと思う」と振り返った。
開幕の時期は不透明、練習時間も限られるなど、難しい調整を強いられているが、「今はしっかり工夫をして、やれることをやっていこうと思う」と前を向いた。