ロッテ・三家和真

 3月20日に開幕予定だったプロ野球は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開幕が無期延期となった。本来であれば、プロ野球が開幕し、多くのファンが球場で熱戦を楽しんでいたことだろう。私たちも取材自粛となるなか、これまでの取材を振り返りつつ、マリーンズの試合前練習に注目したいと思う。

 マリーンズの試合前練習のティー打撃では、素手で打っている選手、バッティンググローブをつけて打っている選手、バッティンググローブを片手のみつけている選手の3つのタイプにわかれている。

 もちろん、最初は素手で打ちながら、途中からバッティンググローブをつけて打っている選手もいれば、普段はバッティンググローブをつけてティー打撃を行っているが、素手で打っているということもある。選手それぞれによって異なってくるが、全体的に素手でティー打撃を行っている選手は少ないように思う。

 常に素手でティー打撃を行っている選手のひとりが三家和真だ。試合前のティー打撃は、基本的に素手で打っている。高校のときも素手で行っていたという三家は「基本、素手でずっと振っています。素手の方がいいというか、素手の方が気持ちよく振れる」と、その理由を説明する。

 三家といえば、ソフトバンクの内川聖一選手とは2年連続で自主トレを行っているが、「内川さんも素手で(ティーを)やっていた」という。同じく“内川塾”に参加した茶谷健太選手も、内川との自主トレから戻ってきた直後の自主トレでは、素手でティー打撃を行っていた。

 茶谷は内川に「素手でやらないとわからないこともあるし、素手にまめができるというのは、(手が)遊んでいるからだと教えていただいた」と語り、そこから「素手でやってなるべくまめができないよう、握れるようにやっている」という。

 素手でティー打撃を行ったあと、フリー打撃を行うと「力強さというか、インパクトで力がバーンと瞬発的に入るような感じがします(茶谷)」と、感覚の面での違いを挙げる。とはいえ、春季キャンプがはじまってからは「手汗がすごすぎて、スプレーしてもちょっと無理だなというところ」もあり、手袋をつけてティー打撃を行うことも増えてきている。

 その他にも清田育宏選手や吉田裕太選手も素手でティー打撃を行っていることが多い。新加入の鳥谷敬選手は最初素手で打ち、途中から手袋をつける日もあれば、最初から手袋をつけて打っていることもあるなど様々だ。

 プロ野球が開幕を迎え、球場に足を運べる日が訪れたときには、試合前練習に臨む選手たちの所作やこだわりにも注目してみるのも面白いかもしれない。

文=岩下雄太

この記事を書いたのは

岩下雄太

岩下雄太 の記事をもっと見る

【PR】千葉ロッテマリーンズを観戦するなら「DAZN Baseball」

DAZN BASEBALL

「VISION 2025」を掲げ、勝負の吉井体制3年目を迎えるロッテ。佐々木朗希の穴を埋めるべく、中森俊介、田中晴也ら若手投手の台頭がリーグ制覇へカギを握る!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

楽天モバイルなら追加料金ゼロで
パ・リーグが楽しめる!【PR】

楽天モバイル パ・リーグSpecial

楽天モバイルに申し込み「Rakuten最強プラン」を契約すると、公式戦やオリジナル番組を追加料金0円で楽しめます。携帯キャリアを乗り換えず、「デュアルSIM」としての契約もおすすめ。パ・リーグをお得に観戦できるチャンスをお見逃しなく。

POINT

① パ・リーグ主催の公式戦・オリジナル番組が見放題!

② 見逃し配信にも対応! スマホやTVなど好きなデバイスで視聴可能!

③ キャリア乗換不要。お得で手軽な「デュアルSIM」契約もオススメ!

もっと読む