“恒例行事”群馬凱旋試合が中止に
西武とNPBは8日、5月と6月に予定されていた地方球場での試合を、メットライフドームでの開催に振替えることを発表。近年は恒例となっていた公式戦の群馬開催だったが、開幕時期が定まらないことを受け、感染予防の対策に十分な準備期間を割けないとの判断が下された。
球場変更の決定を受けてから一夜明け、地元・群馬での凱旋勝利を目指していた西武の髙橋光成投手は、ライオンズトレーニングセンターでウエイトトレーニングなどを行い、共に自主練習を行っている佐野泰雄投手とキャッチボールや遠投、投球練習などを実施。練習後には、球場変更を受け「楽しみにしていましたが、残念です」と本音を漏らした
また、髙橋光は地元のファンに向けて「今年も前橋で試合ができること楽しみにしていましたが、それがかなわず残念に思います。昨年は負けてはしまいましたが大きな転機となりました。また大きくなって群馬に戻れること楽しみにしています」とコメント。過去4年で2度の凱旋登板を果たすも2戦2敗と白星のない現状に、さらなる成長を誓った。
この日、佐野を座らせて行った投球練習では、自身の感覚を鈍らせない程度にカットボール、カーブといった変化球も交えて調整。ブルペンに入る機会もない状況だが、「いまだからこそできることをやりたい。シーズンに入ってからはなかなかできない筋肥大のトレーニング。ウエイトにフォーカスをしてやっていきます」とテーマを掲げて黙々と調整を続けている。
現状、西武は「水・土・日」が自宅待機となり、練習日は「月・火・木・金」というスケジュール。1週間で4勤3休という流れになるが、髙橋は「いい環境、いいスケジュールの中でやらせていただいています」と前向きに話し、来るべき開幕を見据えて汗を流した。
▼ 髙橋の凱旋登板成績
2016年6月24日(金)対ロッテ戦:● 5回2/3(112球)7失点
2019年5月 8日(水)対ロッテ戦:● 6回(123球)6失点
▼ 髙橋光成投手から地元ファンに向けたメッセージ
こんにちは、髙橋光成です。
いつも応援していただき、ありがとうございます。
今年も前橋で試合ができること楽しみにしていましたが、それがかなわず残念に思います。
昨年、この球場で登板し、負けてはしまいましたが大きな転機となりました。
また大きくなって群馬に戻れること楽しみにしています。
今、このような状況で大変な想いをされていることと思います。
こんな時こそ、皆で乗り越えていきましょう!
僕も皆さんにまたお会いできること、楽しみにしています。