主力流出も目立った西武の2010年代
新型コロナウイルスの感染拡大で未だ幕を開けない2020年シーズン。そこで今一度2010年代を振り返り、各球団のベストナインを選出する。まずは2010年代をリーグ連覇で締めた西武編。
投手は先発、中継ぎ、抑えの3ポジションに分類。先発は涌井秀章(現楽天)、岸孝之(現楽天)、菊池雄星(現マリナーズ)の名が挙がる。その中で、エースとして君臨したシーズンが長く、2010年代だけで4度の2ケタ勝利を記録した岸を選んだ。中継ぎは国際試合でも活躍したサブマリンの牧田和久(現楽天)。抑えはルーキーイヤーの2013年から7年連続で40試合以上に登板し、通算103セーブを挙げている増田達至を選出した。
続いて野手部門。捕手は炭谷銀仁朗(現巨人)と森友哉で悩んだが、正捕手としてリーグ連覇に貢献し、2010年代最後のパ・リーグMVPである森を選出。一塁は和製大砲として花開いた山川穂高、二塁は西武時代に2度の打点王に輝いた浅村栄斗(現楽天)、三塁は2010年代だけで281本塁打を放った中村剛也を選んだ。遊撃は中島宏之(現巨人)と源田壮亮で悩んだが、2017年の入団以降、リーグ2位、1位、1位と、好調なチームを支える源田を選出した。
外野は、長くレギュラーとして君臨した栗山巧と秋山翔吾をチョイス。最後の1枠は、2度の盗塁王を誇る金子侑司、昨年は正二塁手として活躍した外崎修汰の2選手で悩んだ結果、2017、18シーズンは主に外野を守り、オールラウンダーとしてリーグ連覇に貢献した外崎を選出した。指名打者は来日7年目を迎え、移籍初年度の2014年に本塁打王のタイトルを獲得したエルネスト・メヒア。
西武の2010年代ベストナインは以下のとおり。
【投手】
先発:岸孝之
中継ぎ:牧田和久
抑え:増田達至
【野手】
捕手:森友哉
一塁:山川穂高
二塁:浅村栄斗
三塁:中村剛也
遊撃:源田壮亮
外野:栗山巧
外野:秋山翔吾
外野:外崎修汰
指名打者:エルネスト・メヒア