3連覇のメンバーが中心、投手部門は全員高卒
新型コロナウイルスの感染拡大で未だ幕を開けない2020年シーズン。そこで今一度2010年代を振り返り、各球団のベストナインを選出する。今回は2016年から球団初のリーグ3連覇を成し遂げた広島編。
投手は先発、中継ぎ、抑えの3ポジションに分類。まず先発は、メジャーから電撃復帰した黒田博樹、低迷期に孤軍奮闘した前田健太(現ツインズ)、4年間で40勝したブライアン・バリントン、3連覇に貢献したクリス・ジョンソン、野村祐輔、大瀬良大地の名が挙がる。この中で突出した数字を残したのが前田だ。高卒4年目の2010年から渡米前年の2015年まで6年連続2ケタ勝利。この間、2度の沢村賞に輝くなど数多くのタイトルを獲得した。
中継ぎは10年間で425試合に登板した今村猛、セットアッパーとして3連覇に貢献したジェイ・ジャクソン(現ロッテ)で悩んだ結果、今村をチョイス。抑えはすでに通算115セーブを挙げている中崎翔太を選んだ。
捕手は石原慶幸と會澤翼で悩んだが、2017年から3年連続ベストナインに選ばれている會澤を選択。一塁は2015年に古巣復帰を果たし、優勝した2016年にリーグMVPに輝いた新井貴浩を選んだ。二塁は菊池涼介、遊撃は田中広輔をチョイス。一方、レギュラーをなかなか固定できなかった三塁は、梵英心、安部友裕、堂林翔太の3選手で悩んだ結果、最も出場機会が多かった安部を選択した。
外野は、侍ジャパンの4番に成長した鈴木誠也、2017、18年と2年連続でリーグMVPに輝いた丸佳浩(現巨人)は文句なし。残り1枠は、在籍7シーズンで通算133本塁打を放ったブラッド・エルドレッド、規定打席到達回数は1度ながら、この10年間で通算打率.287をマークした松山竜平の二人で悩んだ結果、2014年に本塁打王のタイトルを獲得したエルドレッドを選んだ。
広島の2010年代ベストナインは以下の通り。
【投手】
先発:前田健太
中継ぎ:今村猛
抑え:中崎翔太
【野手】
捕手:會澤翼
一塁:新井貴浩
二塁:菊池涼介
三塁:安部友裕
遊撃:田中広輔
外野:ブラッド・エルドレッド
外野:丸佳浩
外野:鈴木誠也