外国人含む移籍選手の活躍が目立った2010年代
新型コロナウイルスの感染拡大で未だ幕を開けない2020年シーズン。そこで今一度2010年代を振り返り、各球団のベストナインを選出する。今回はこの10年でAクラス6度の阪神編。
投手は先発、中継ぎ、抑えの3ポジションに分類。まず先発は、昨年限りで引退し、2010年からの在籍10シーズンで98勝を挙げたランディ・メッセンジャーを選出した。中継ぎは2014、15年と2年連続で最優秀中継ぎ投手に選ばれた福原忍。抑えは藤川球児、呉昇桓、ラファエル・ドリスと、この10年で3人のセーブ王を輩出。その中で、途中メジャー挑戦期間があったものの、直近10年で114セーブを積み上げた藤川を選んだ。
捕手は1年目からチーム最多の92試合でマスクを被り、昨季プロ野球新記録のシーズン123補殺をマークした梅野隆太郎。一塁はクレイグ・ブラゼルと2014年の打点王であるマウロ・ゴメスで悩んだが、2010年に打率.296、47本塁打、117打点、OPS(出塁率+長打率).902をマークしたブラゼルを選出した。
二塁は2008年から12年まで5年連続で規定打席をクリアし、2010年に打率.350、球団最多記録となる59犠打をマークした平野恵一。三塁は2011年に打点王を獲得した新井貴浩を選んだ。遊撃は2010年以降だけで5度のベストナインに輝き、歴代2位となる1939試合連続出場を成し遂げた鳥谷敬(現ロッテ)。
外野の1人目は、2010年に現在もセ・リーグ記録として残るシーズン214安打を放ち、2014年は首位打者にも輝いたマット・マートン。2人目は2015年から4年連続でOPS.800超えをマークした福留孝介を選んだ。3人目は2017年に加入した糸井嘉男、2014年にゴールドグラブ賞を獲得した大和(現DeNA)らとで悩んだ結果、プレー年数は2019年の1年ながら、史上2人目となるルーキーでの盗塁王、セ・リーグ新人記録を61年ぶりに更新するシーズン159安打を放った近本光司を選んだ。
阪神の2010年代ベストナインは以下の通り。
【投手】
先発:ランディ・メッセンジャー
中継ぎ:福原忍
抑え:藤川球児
【野手】
捕手:梅野隆太郎
一塁:クレイグ・ブラゼル
二塁:平野恵一
三塁:新井貴浩
遊撃:鳥谷敬
外野:マット・マートン
外野:近本光司
外野:福留孝介