初優勝&日本一の2013年メンバーが中心
新型コロナウイルスの感染拡大で未だ幕を開けない2020年シーズン。そこで今一度2010年代を振り返り、各球団のベストナインを選出する。今回は2013年に、球団創設初のリーグ優勝と日本一を達成した楽天編。
投手は先発、中継ぎ、抑えの3ポジションに分類。先発は2013年に入団し、現在もエースとして君臨し続ける則本昂大の活躍も素晴らしいが、やぱり日本一に輝いた2013年に、24勝0敗、防御率1.27の伝説を作った田中将大(現ヤンキース)は外せない。中継ぎはルーキーイヤーの2006年から腕を振り続け、2010年以降だけで477試合に登板した青山浩二。抑えはプロ入り6年で139セーブを挙げ、2020年シーズンは再び先発転向を見据える松井裕樹を選んだ。
捕手は2010、13年にそれぞれベストナインとゴールデングラブ賞をW受賞し、侍ジャパンの一員としても活躍した嶋基宏(現ヤクルト)。一塁はレギュラーに定着した2012年からコンスタントに安打を重ね、通算打率.295をマークする銀次を選んだ。二塁はベストナイン2度、ゴールデングラブ賞3度を誇る藤田一也。
三塁は日本一に貢献したケーシー・マギーと来日6年目を迎えるゼラス・ウィーラーの両助っ人で悩んだが、昨季チームの外国人初の通算100号本塁打を達成したウィーラーを選出した。遊撃は1年目からレギュラーの座をつかみ、2年目に球団の生え抜き選手史上初の2ケタ本塁打(計17本塁打)を達成した茂木栄五郎。
外野手1人目は、ドラフト6位指名から現チーム不動のレギュラーへと成長した島内宏明。2人目は2012年に盗塁王を獲得し、2011年から3年連続で守備率10割をマークした聖澤諒を選んだ。もう1人は2014年途中から外野に転向し、その年に移籍後最高となる打率.291、出塁率.342を記録した松井稼頭央。指名打者は2013年の日本一に貢献したアンドリュー・ジョーンズ。優れた選球眼で2シーズン連続で100四球以上を選び、出塁率は2013年.391、翌14年も.394と安定していた。
楽天の2010年代ベストナインは以下の通り。
【投手】
先発:田中将大
中継ぎ:青山浩二
抑え:松井裕樹
【野手】
捕手:嶋基宏
一塁:銀次
二塁:藤田一也
三塁:ゼラス・ウィーラー
遊撃:茂木栄五郎
外野:島内宏明
外野:聖澤諒
外野:松井稼頭央
指名打者:アンドリュー・ジョーンズ