年間144試合が基本線
韓国プロ野球リーグ(KBO)は21日、リーグ理事会にて今季の公式戦を「5月5日」に無観客試合で開幕することを決定した。世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルスの影響を受けて、韓国球界も当初3月28日に予定されていたシーズン開幕が延期されていたが、ついに“球春到来”となりそうだ。
KBOは今シーズンの日程について、7月に予定されていたオールスター戦の中止、ポストシーズンの一部縮小を決定。当初の予定通り年間144試合の開催が基本線ではあるが、シーズン中に感染者が出てリーグ戦が一時中断された場合には、年間試合数の削減も検討する姿勢だ。
また、試合が雨天中止となった場合には、通常試合が開催されない月曜日とダブルヘッダー(7~8月除く)を活用して日程を消化。選手の負担を考慮し、ダブルヘッダーと月曜開催時には延長戦を行わないことも決まった。日程が無事に消化されれば、11月28日にポストシーズンが終了する。
球場への観客動員については「段階的に認める案も検討する」とのことで、今後の新型コロナウイルスの感染状況次第では、球場にファンを迎え入れる可能性もあるという。
KBOの全10球団は21日より対外練習試合が解禁。現時点では27日までの7日間で各球団4試合・計20試合の日程が発表されており、5日のシーズン開幕へ向けて調整を進める。