寮内でも細心の注意を
西武の自主練習は、基本的に「午前組」と「午後組」に分かれ、指定の時間にメットライフドームやライオンズトレーニングセンターにやってくる。
今季の躍進が期待される若手右腕の今井達也投手が球場入りするのは13時頃。21日の自主練習では、田村伊知郎投手、與座海人投手、浜屋将太投手らと汗を流し、ストレッチやキャッチボールを行ったあと、ブルペン入りした。
チームスタッフは自宅待機となっているため、自主練習期間はブルペンキャッチャーが不在。そのため、今井と同期で2017年の新人合同自主トレではキャッチボールの相手役もあった田村が捕手役を務めた。
今井は「開幕が見えないか中で、“感覚を失わないこと”をテーマにやっている」と、ストレートやカットボール、カーブ、スライダー、ツーシームといった球種を交え、「4~5割の力」で約15分間の投げ込みを実施。若手中心の午後組の中で、黙々と調整を続けている。
若獅子寮の中で生活している今井だが、寮の中でも「密閉空間を作らない、その他、手洗い、うがい、アルコール消毒をこまめにやってます」と感染予防を怠らない。寮の中では、選手同士で食事をするときも間隔を空けるなど、細心の注意を払っているようだ。
練習メニューを「考えながら」行う日々だが、「今の時期をマイナスに捉えないように。投げ込みやトレーニングできる期間などができた」と前を向く。自分自身と向き合いつつ、最高の状態で開幕を迎えられるように、黙々と調整を続けていくだけだ。