「無事に32歳を迎えることができました」
西武の増田達至投手が23日、武隈祥太投手や平井克典投手と共に自主練習を実施。キャッチボールや内野ノックなどで体を動かした。
自主練習期間のテーマは「キャンプ同様、体づくり」。体の状態は良いと手ごたえを口にした増田は、この日、誕生日を迎えて32歳になった。
昨年の誕生日は、ZOZOマリンスタジアムでロッテと対戦。延長12回まで戦った末に9-9の引き分けに終わったが、5時間超えの激戦の中で増田は延長10回と同11回のマウンドに上がり、打者6人を完ぺきに抑えて見せた。
増田は「10回のマウンドに上がったら、応援団がハッピーバースデーを演奏してくれた。これ、打たれてサヨナラ負けはシャレにならんぞって思いました(笑) 抑えてベンチに戻って安心していたら、投手コーチが『もう1イニング行くぞ』って(笑)。無事に2イニング抑えられましたけど本当に緊張した試合でした」と1年前の誕生日を振り返りつつ、笑顔を見せた。
リーグ3連覇を成し遂げる上で、その活躍が必要不可欠となる守護神は「早く開幕を迎えたいし、早く全体練習を始めたい。その日まで、このヒゲは伸ばしておきます」と笑みを見せ、最後はファンに向けて「無事に32歳を迎えることができました。共にコロナに負けず頑張っていきましょう」とメッセージを送り、愛する家族の待つ家路に着いた。