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ロッテ・荻野が明かすトップバッターの心構え

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ロッテの荻野貴司[写真は2019年]

昨季は1番で120試合に出場


 トップバッターとして、マリーンズの攻撃を引っ張るのが荻野貴司だ。


 昨年は打撃不振で開幕はベンチスタートも、4月3日の西武戦で1番に座ると、同月16日のソフトバンク戦から1番に定着。1番では120試合に出場して、打率.313(501-157)、10本塁打、46打点の成績を残した。

 トップバッターとしてどんな心構えを持って打席に入っているのだろうかーー。

 「自分のスイングをまずはして、結果として塁に出られればなと思います」という考えを持っている。

昨季はシーズン終盤、楽天と熾烈なクライマックス・シリーズ進出争いを繰り広げていたが、そのときも1番打者として「シーズン中と変わらずまずは塁に出ることを考えてやっています」と、変わらぬ姿勢を見せた。

 そして、塁に出てからは、「1つでも先の塁を奪えるチャンスがあるなら、奪っていきたいなというのは考えています」と常に次の塁を狙っている。昨季、1番で出場したときの盗塁数は27個だった。

重要な役割


 トップバッターは、チームのなかで当然ながら最初に打席に立つ。相手投手の状態を確かめるため多くボールを投げさせたり、初回からチームに勢いをもたらすうえでもかなり重要な役割を担っている。

 「初回なので、塁に出ることでチームはノッテいける。全部の打席、一緒なんですけど、初回に点を取るとピッチャーも楽になると思う。そこはしっかり心がけてやっていきたいと思います」。

 チームに勢いをもたらすため、とにかくトップバッターとして塁に出て、2番打者以降に繋いでいく考えだ。打席別(1番のみ)では第1打席の打率.348(115-40)が最も高く、初回から多くのチャンスを作った。また、ホームとビジターで第1打席で考えることは、そこまで変わらないとのことだ。

福田秀平が加入


 今季を迎えるにあたって、ソフトバンクからFAで福田秀平が加入した。

 福田秀は2月の練習試合では3番を打っていたが、オープン戦では3番で出場した3月14日の中日戦を除いて、その他スタメン出場した試合は全て1番。先頭打者本塁打も、2本放っている。

 荻野は練習試合、オープン戦は一軍の試合に出場していないため、オープン戦でトップバッターを任されることの多かった福田秀平と一緒に出場した試合がない。荻野はファームの練習試合では9試合に出場しているが、全て1番を打っている。

 3月20日に開幕が予定されたプロ野球だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開幕無期延期となり、シーズンがいつ開幕するか不透明な状況だ。荻野は井口監督が指揮を執ってから197試合でトップバッターを任されているが、今季も1番を打つのかー。それとも、福田が1番に座り、他の打順で出場するのかー。福田秀と、どう打線で共存していくのかも今季の楽しみのひとつである。

▼ 井口監督が就任した18年以降の1番打者出場数【公式戦のみ】
197試合 荻野貴司(18年:77試 19年:120試)
31試合 岡 大海(18年:18試 19年:13試)
16試合 平沢大河(18年:16試)
9試合 中村奨吾(18年:9試)
8試合 菅野剛士(18年:5試 19年:3試)
8試合 藤岡裕大(18年:8試)
6試合 伊志嶺翔大(18年:6試)
5試合 加藤翔平(18年:3試 19年:2試)
4試合 藤原恭大(19年:4試)
1試合 岡田幸文(18年:1試)
1試合 マーティン(19年:1試)

文=岩下雄太
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