史上最年少での3割、30発、100打点超え!
昨シーズン、5年ぶりにセ・リーグを制した巨人。その中で全143試合に出場し、134試合でスタメン4番を務めたのが岡本和真内野手(23歳)だ。
智弁学園高時代は甲子園でも活躍し、2014年のドラフトで巨人から1巡目指名。3年目までは主にファームで経験を積み、ルーキーイヤーの2015年にはプロ初本塁打をマークした。
ブレイクしたのは4年目の2018年。6月2日のオリックス戦(京セラD)で第89代目となる4番打者を務め、その第1打席にいきなり左越ソロを放った。以降は最終戦まで4番に座り続け、シーズン通算で打率.309、33本塁打、100打点、OPS(出塁率+長打率).935をマーク。22歳3ヵ月での同一シーズン「3割、30本塁打、100打点」超えは、プロ野球最年少記録となった。
2019年は開幕から4番を任されたものの前半戦は低調。一時は4番から外れることもあったが、最終的に打率.265、31本塁打、94打点、OPS.828と持ち直し、チームのリーグ優勝に貢献した。
王貞治、松井秀喜も初30発超えは高卒4年目
2年連続30本塁打は、巨人の生え抜き右打者では現監督である原辰徳以来33年ぶり。今季はチームの生え抜きでは松井秀喜以来、22年ぶりの3年連続30本塁打を見据えるが、新型コロナウイルスの感染拡大で先行きが見えない状況だ。
それでも、若き4番への期待は募る一方。5年目を終えた時点で通算65本塁打をマークしており、今後のキャリアでどこまで上積みできるか注目だ。
ちなみに、プロ野球記録である通算868本塁打をマークした王貞治、日米通算507本塁打の松井ともに、シーズン30本塁打を初めてクリアしたのは岡本と同じ高卒4年目。若き新4番が球団のレジェンドたちにどこまで迫られるか楽しみだ。
【巨人:歴代本塁打ランキング】※巨人在籍時
1位:868本塁打 王貞治
2位:444本塁打 長嶋茂雄
3位:406本塁打 阿部慎之助
4位:382本塁打 原辰徳
5位:332本塁打 松井秀喜(日米通算507本塁打)
6位:321本塁打 高橋由伸
7位:223本塁打 坂本勇人
8位:194本塁打 柴田勲
9位:185本塁打 清原和博(NPB通算525本塁打)
10位:181本塁打 川上哲治
-------------------------
45位: 65本塁打 岡本和真