「東京に選手を送らないなんて馬鹿げてる」
MLBフィラデルフィア・フィリーズのブライス・ハーパー外野手(27)が、来夏に日本で行われる東京オリンピックの出場に意欲を示しているようだ。アメリカESPNなど複数の現地メディアが、現地時間7日(日本時間8日)に報じている。
ハーパーは現地メディア『Barstool Sports』のポッドキャストに出演し、東京五輪のメジャーリーガー出場について提言。
「2020オリンピックは日本開催だ。そこにメジャーリーガーを送らないって?ふざけてるのか?たった2週間の収益を失いたくないからオリンピックに出させたくないのか?いいや、そんなの馬鹿げたことだね」と、MLB所属選手の東京五輪出場について熱弁した。
続けて「新型コロナウイルスの影響によってオリンピックは来年に延期された。メジャーリーガーをオリンピックに参加させて世界を驚かせようじゃないか」と、ドリームチーム結成を呼びかけたのだ。
さらに、選手の具体名を挙げ、「大谷翔平は日本代表として、マイク·トラウトと対戦するんだ。想像してごらん。外国のグラウンドで整列して、自国の国歌を聞いている姿を。最高だよ」と、東京五輪での“夢の対戦”についても期待を込めた。
これまでMLBはリーグ進行を優先させるため、開催時期が重なるオリンピックへの選手派遣は固辞。アメリカ代表が優勝した2000年のシドニー大会も、“3A選抜”というチーム構成で金メダルを獲得していた。
今年2月には、MLBがメジャー出場の前提となる40人枠の選手に対して五輪出場を認めたが、仮に来シーズンが通常通り開催されるようなら、ベンチ入り選手26名の五輪参加は現実的ではない。現役トップ選手の抱く「夢」は「現実」になるのか…。今後の展開に注目だ。