「プロ野球1年生のきみへ」第1回:浜屋将太
西武は10日、「プロ野球1年生のきみへ」と題して、担当スカウトから今年のルーキーたちに宛てた“手紙”を公開することを発表した。
各スカウトにとって選手たちは“子ども”のような存在。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、直接対話が出来ない状況が続くなか、各担当スカウトたちが選手に対して“今伝えたい想い”を綴ろうと筆を執った。
記念すべき第1回は、スカウト歴13年の竹下潤育成アマチュア担当から、ドラフト2位左腕・浜屋将太(三菱日立パワーシステムズ⇒西武)へ宛てた手紙。コロナ禍で過ごす子へ、伝えたい想いとは――。
竹下潤スカウトから浜屋将太へ
将太へ
元気ですか?
スポニチ大会で初めて見た将太は左投手としてプロで成功できる選手だと感じて北九州まで追いかけたのを覚えています。
先発、中継ぎ、抑えと、どこで任されても結果を出してチームを都市対抗、日本選手権へと導いたね。
社会人時代は、チーム内で雑用をやったり、会社員として仕事をしていた時間が今はすべてを野球に使えるんだ。
朝から晩まで野球に打ち込める環境への切り替えは難しいかもしれないけど、ここでいかに野球ができるか。そういうことも含めてプロ野球選手だからな、きみならできると思っているぞ。
何かあったら地元の大先輩である赤田コーチ、榎田投手に頼りなさい。
埼玉西武ライオンズ育成アマチュア担当・竹下潤
(次回は鈴木敬洋育成アマチュア担当からドラフト8位・岸潤一郎へ)