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ロッテ・東條の威力のあるスライダーに今季も期待

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ロッテの東條大樹
 昨季シーズン自己最多の58試合に登板したロッテの東條大樹。今季も昨季以上の活躍が期待される。

 18年終盤に「思いきり投げすぎないこと。力の入れ具合を上手くみつけられた」ことで、同年一軍で安定した投球を見せた。そして昨季は開幕一軍を掴むと、1度もファームに降格することなく1年間一軍で戦い抜いた。


 特に威力を誇ったのが“スライダー”だ。右打者のアウトコースに投げるスライダーで、パ・リーグを代表する強打者たちから多くの三振を奪った。特に昨年5月は右打者に対し被打率.000(16-0)と完璧に抑え、スライダーの被打率も.071(14-1)、8奪三振だった。

 昨年5月末の取材で、5月の投球に「できすぎな感じがあります」と謙遜したが、本当に見事な投球だった。そのなかでも、5月30日の日本ハム戦(札幌ドーム)は、「テンポよく投げられたと思います」と、2イニングを0安打、4奪三振、無失点に抑え、石川亮、大田泰示、中田翔、右打者3人から奪った三振はいずれも外角低めのスライダーだった。

 本人は昨年7月の取材で、スライダーについて「狙って空振りを取れるほどのボールではないです。自信はありますけど、狙って空振りを取れるくらいにいけたらいいなと思います」と話している。

 同じ日の取材で東條は、「スライダーを投げているときに意識することは、しっかりと下半身を使うことを意識しています。(ストレートが良いことも)多少関係していると思います」と教えてくれた。

 東條がスライダーを投げ始めるようになったのは、「サイドスローになったときからスライダーは投げていました」と明かし、「そこから徐々に良くなっていたかなと…」と分析。スライダーが良くなったのは、体の使い方が良くなったことも関係しているそうだ。

 昨年は“勝利の方程式”が固定できないなかで、守護神の益田直也とともに1度もファーム落ちすることなく、1年間投げ抜いた。チームに目を向けると、今季に向けて、日本で実績のあるハーマン、ジャクソンの外国人のリリーフが加わった。さらに松永昂大、田中靖洋、小野郁、東妻勇輔、石崎剛、中村稔弥などもおり救援陣の層が厚くなった。

 本来であれば、シーズンが開幕しており、昨年は5月19日の時点で東條は12試合に登板していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、プロ野球の開幕は無期延期となっている。現在は6月中旬から下旬にかけてプロ野球の開幕を目指しているとの報道もある。例年に比べて調整の難しさはあると思うが、今季も威力のあるスライダーでパ・リーグの強打者たちをねじ伏せ、マリーンズの勝利に多く貢献して欲しいところだ。

文=岩下雄太
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