春のセンバツにつづいて…
日本高等学校野球連盟は20日、オンライン形式で運営委員会と理事会を行い、8月10日(月)に開幕する予定だった『第102回 全国高等学校野球選手権大会』を中止とすることを決めた。
春のセンバツに続いて、球児たちにとっての夢の舞台がまたひとつ潰えた…。
夏の甲子園の中止となると、「米騒動」の1918年と「太平洋戦争」が激化した1941年に次いで史上3度目。戦後では初めてのこととなり、また春夏連続で中止となるのも今回が初めてのことだ。
2020年、世界中を混乱に陥れている「新型コロナウイルス」の問題。
日本では5月に入って緊急事態宣言が39県で解除になるなど、少しずつではあるが日常の風景を取り戻そうと動き始めた一方、いまだ部活動再開のメドが立っていない地域や学校も多く、聖地・甲子園への切符をかけた地方大会も全地区で開催するのは依然として困難なまま。そんな情勢を鑑みての、苦渋の決断となった。
なお、高野連はこのあと18時から記者会見を開き、決断に至るまでの経緯や詳細の説明などを行う予定となっている。
第102回 全国高等学校野球選手権大会
▼ 日程
2020年8月10日(月) ~ 2020年8月25日(火)
▼ 開催地
阪神甲子園球場
▼ 出場校
49校(北海道・東京から2チーム)
▼ 試合数
48試合