「救っていただいたこの命を大事に私の使命を果たしてまいります」
新型コロナウイルスに感染し大阪府内の病院に入院していた梨田昌孝さん(66)が20日、退院したことを発表した。
梨田さんは3月末より体調不良を訴え、同31日に入院すると、翌4月1日に感染が判明。一時は集中治療室に入るなど容態が心配されていたが、同17日には一般病棟に移り快方へ。入院から50日が経過したこの日、日本ハムの球団公式ツイッターにて『梨田昌孝より皆様へ』と題したテキストメッセージを投稿し、退院を報告した。
「何よりも、まず、私の命を救ってくださいました医療従事者の方々には深く御礼を申し上げます。皆さまのおかげで私は一命を取り留めることが出来ました。この先も皆さまのことを決して忘れることなく、救っていただいたこの命を大事に私の使命を果たしてまいります」
日本中から送られていた心配と励ましの声については、「意識が戻りましてから、皆さまの温かいご声援を知りました」と明かしており、現在は現場での仕事復帰を目指し、自宅静養で体力回復に努めているという。
「今回の事を通じて、球界への恩返しは私の使命であると感じております。本格的な活動にはいましばらく時間を要しますが、球界の発展とスポーツが皆さまの健全な生活や希望となることに寄与できるよう務める所存です。どうぞ皆さま、今後ともよろしくお願いいたします」