SNSでの情報発信についても言及
西武の山川穂高選手が22日、ウェブ会議サービス『ZOOM』を使用したオンライン取材に応じ、チームや自身の現状について語った。
今月18日からメットライフドームでの分離練習をスタートさせた西武だが、山川は「焦りが出てきます。思い描いた通りにできた部分とそうでない部分があったので、いまは焦りの方が大きい」としつつ、「シーズンが終わった時にいい成績が出るように練習をしている。開幕の時がすべてではないと思うので、シーズンが終わった時にチームもいい成績で終わることをイメージしています」と先を見据える。
最短で来月19日の開幕が取り沙汰されているが、自身のモチベーションに関しては「開幕日が決まって3~4日前から気持ちが高まってくると思う」と語り、調整に関しては「初めてのことなので、うまくいくかはわからない。死に物狂いでやるしかない」と気を引き締めた。
今後、徐々に紅白戦や練習試合などが組まれていくことなるが、「オープン戦の調子が良かったので、それくらいまでもっていけたらベスト。ただ、シーズンに入ってからでも、それが戻ってくれればいい」と足元を見つめる。
そして、試合数減が確実な中でも、本塁打王を目指すことに変わりはない。ホームランは「40本近く打ちたい。そのために練習している」と言い放ち、簡単なことではないとしつつも「143試合でも40本、仮に100試合になったとしても40本打ちたいのが本音」とタイトルホルダーの矜持を示した。
また、自主練習期間のオフの日にインスタライブでファンの質問に答えるなど、SNSを通じてつながりの場を設けたことについては「この状況でなければ絶対にやっていないこと。色々な反応を見られたのも嬉しかったですし、楽しみに待っていてくれる人もいるので、やってよかった」と語り、笑顔を見せた。
「今までは自分のことばかり考えていましたが、改めてファンの方の持つ力の意味を感じました。違う形でも恩返しができたらと思ってSNSを配信しましたが、本来は野球で恩返しできるのが一番。ここから先、無観客でも熱い試合をするというのが一番いいのかなと思います」。自身のプレーを通じ、再びファンに力を与えることを山賊打線の大将は誓った。