育成落ち含む3度の戦力外も昨季500登板達成
楽天の久保裕也投手が、5月23日に40回目の誕生日を迎えた。
楽天では10月15日に40歳の誕生日を迎える渡辺直人とともに最年長。球団の公式ツイッターには「40歳の誕生日おめでとうございます!」「今シーズンもよろしくお願いします!」など、多くの祝福メッセージが送られた。
久保と渡辺直は、西武に復帰した松坂大輔と同学年。この世代は“松坂世代”と称され、藤川球児(阪神)と和田毅(ソフトバンク)を含め残り5人となった。
久保は2002年のドラフト自由枠で巨人入り。1年目から先発、中継ぎの両方で活躍し、2010年には球団最多記録となる79試合登板をマークした。翌2011年は抑えを託され20セーブを記録。2015年オフに戦力外通告を受け、2016年はDeNAでプレーした。同オフ、再び戦力外通告を受けたが、入団テストを経て楽天入り。2019年には史上101人目となる通算500試合登板を果たした。
楽天移籍後は3シーズン連続で20試合以上に登板し、計74試合登板で防御率2.75を記録。2018年は育成選手としてスタートしたが、5月に支配下復帰を果たし、25試合登板で防御率1.71を記録した。
楽天は今シーズン、不動の抑えだった松井裕樹が先発に再転向する予定。さらに、昨季まで3シーズン在籍したフランク・ハーマンはロッテへ移籍した。新しい勝ちパターンには森原康平、アラン・ブセニッツ、宋家豪、そして新加入のJ.T.シャギワの名が挙げられるが、枠に限りがある外国人投手が多い点は不安材料。よって、久保や同じくベテランの青山浩二らにかかる期待は大きい。