山本は最速152キロで2回0封
オリックスは26日、前日に続いて京セラドーム大阪にて紅白戦を実施。山岡泰輔と山本由伸のダブルエースが投げあい、山本は2回を1安打2奪三振で無失点、山岡は2回3安打1失点という内容で降板した。
先にマウンドに上がったのは白組の山岡。先頭の福田に内野安打で出塁を許すと、盗塁と内野ゴロで三塁進塁を許し、3番・勝俣翔貴の二塁適時内野安打で先制点を献上。2イニング目には先頭・西村凌に甘く入ったスライダーを右翼越えに運ばれ三塁打とされたが、投ゴロを難なくグラブトスで処理するなど、ピンチを脱出。やや制球にバラツキはあったものの、2イニング続けて得点圏に走者を背負いながら最小失点で切り抜けた。
対する紅組の先発・山本は初回、1番・大城滉二、2番・中川圭太をあっさりと打ち取り、3番・吉田正尚に対してはこの日最速の152キロを連発。力強い速球で詰まらせ投ゴロに打ち取った。2イニング目には先頭のアダム・ジョーンズに初球の速球を中越へ運ばれ二塁打とされたが、後続の5番アデルリン・ロドリゲス、6番太田椋をともにスプリットで連続三振。7番杉本裕太郎も力ない遊ゴロに打ち取り2回無失点と、6月19日の開幕へ向けて順調な調整ぶりをアピールした。
両軍ともにエースの後を受けた投手陣が好投を見せる一方で、野手陣では山本から会心の一打を放ったジョーンズに続いて、3回には吉田正尚がアルバースの低めのボールを中前へ運ぶ同点適時打、ロドリゲスも二塁打を放つなど、主砲が揃ってHランプを点灯。福田周平、中川圭太の開幕スタメン候補は、ともに内野安打を含むマルチヒットと存在感を示した。
その他の野手では、白組の「6番・遊撃」で先発出場した太田椋が増井浩俊から左翼線へ二塁打を放ち、紅組では西村凌が三塁打、二塁打、単打の猛打賞と、レギュラー奪取を目指す面々も結果でアピール。ロースコアの展開ながら、投打ともに収穫のある一戦となった。
▼ スコア
紅|100 000 1|2
白|001 001 0|2
※7イニングで終了
▼ 継投
紅:山本(2回)⇒アルバース(2回)⇒比嘉(1回)⇒増井(1回)⇒山田(1回)
白:山岡(2回)⇒ディクソン(1回)⇒海田(1回)⇒吉田一(1回)⇒ヒギンス(1回)⇒澤田(1回)
▼ 紅組スタメン
(二)福田
(遊)廣澤
(三)勝俣
(一)T-岡田
(指)モヤ
(左)西村
(右)小田
(中)後藤
(捕)若月
先発P.山本
▼ 白組スタメン
(二)大城
(三)中川
(左)吉田正
(指)ジョーンズ
(一)ロドリゲス
(遊)太田
(右)杉本
(捕)松井
(中)佐野
先発P.山岡