本来は「開幕絶望」も…
ソフトバンクは28日、本拠地・PayPayドームで紅白戦を実施。2019年の新人王・高橋礼も久しぶりの実戦に臨んだ。
プロ2年目の昨季、チーム2位の12勝を挙げるなどブレイクを果たしたアンダーハンド右腕。パ・リーグ新人王に輝き、今季のさらなる飛躍に期待がかかっていたが、春のキャンプで左太ももを負傷。オープン戦でも復帰することができず、開幕に間に合わせるのは絶望的と見られていた。
ところが、「新型コロナウイルス」の問題により、3月20日のシーズン開幕が延期に。開幕日がいつになるか分からない日々の中で右腕はじっくりと調整を続け、先日ついにシート打撃に登板。そして、この日の紅白戦登板にこぎつける。
この日は6回頭から白組の4番手として登板。先頭の周東佑京を三ゴロに斬って取ると、つづく今宮健太は抜いた変化球で見逃し三振。緩いボールで手を出させずに仕留め、谷川原健太も遊ゴロ。テンポ良くアウトを重ねていく。
続投した7回も、先頭の松田宣浩をわずか3球で空振り三振に斬って見せ、長谷川勇也には粘られながらも負けずに二ゴロ。甲斐拓也も右飛に打ち取り、2イニングを2奪三振、打者6人をパーフェクトに封じる快投。開幕に向けて、状態の良さをアピールした。
▼ 高橋礼・プロフィール
ポジション:投手
投打:右投右打
身長/体重:188センチ/84キロ
生年月日:1995年11月2日
経歴:専大松戸高-専大-ソフトバンク
[昨季成績] 23試(143.0回) 12勝6敗 防3.34
[通算成績] 35試(173.0回) 12勝7敗 防3.28