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盗塁数UPを目指すロッテ 14年ぶりに盗塁王は現れるか?

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ロッテ・荻野貴司[撮影日=2020年2月12日]

球団では06年を最後に盗塁王なし


 ロッテから2006年の西岡剛以来となる盗塁王誕生に期待がかかるーー。


 その理由は、ロッテの井口資仁監督が今年4月の球団公式インスタグラムのファンからの質問コーナーで「今年、コーチ陣とは試合数と同じ数は盗塁をするという目標設定をしています。一昨年124個で昨年は75個まで減ってしまったので今年は原点に戻り、走れるチームを作りたいと思っています」と、“積極的に盗塁”することを目標に掲げたからだ。

 マリーンズでは06年を最後に、盗塁王を獲得した選手は現れていないが、その間に荻野貴司、岡田幸文、伊志嶺翔大、中村奨吾など、走れる選手はいた。岡田は11年に41盗塁を記録し、中村も盗塁王を逃したが、18年に西川遥輝(日本ハム)、源田壮亮(西武)とシーズン終盤まで熾烈な盗塁王争いをした。

 しかし、本多雄一(当時ソフトバンク)、片岡易之(当時西武)、西川遥輝(日本ハム)、金子侑司(西武)といった俊足の選手が他球団にも多くおり、なかなかタイトルを獲ることができずにいる。

▼ 07年以降のチーム最多盗塁選手
【チーム最多盗塁選手(リーグ順位)/チーム盗塁数(リーグ順位)】
07年:TSUYOSHI 27盗塁(5位)/90盗塁(3位)
08年:西岡 剛、早川大輔 18盗塁(7位)/76盗塁(5位)
09年:西岡 剛 26盗塁(5位)/64盗塁(6位)
10年:荻野貴司 25盗塁(6位)/88盗塁(4位)
11年:岡田幸文 41盗塁(3位)/101盗塁(3位)
12年:岡田幸文 23盗塁(5位)/64盗塁(5位)
13年:荻野貴司 26盗塁(4位)/91盗塁(3位)
14年:荻野貴司 15盗塁(13位)/64盗塁(5位)
15年:荻野貴司 18盗塁(4位)/71盗塁(5位)
16年:荻野貴司 16盗塁(9位)/77盗塁(5位)
17年:荻野貴司 26盗塁(3位)/78盗塁(3位)
18年:中村奨吾 39盗塁(2位)/124盗塁(2位)
19年:荻野貴司 28盗塁(4位)/75盗塁(4位)

マリーンズで走れる選手は?


 金子侑司(西武)、西川遥輝(日本ハム)、周東佑京(ソフトバンク)、源田壮亮(西武)、福田周平(オリックス)と今季のパ・リーグも走れる選手が多く、熾烈な盗塁王争いが予想される。

 ただ、マリーンズも福田秀平、荻野、中村奨吾など、盗塁王獲得に期待がかかる選手はいる。ソフトバンクからFAで今季から加入した福田秀平は規定打席に到達したことは1度もなく、シーズン最多盗塁は11年の22個だが、11年から15年にかけて“32”連続盗塁を記録するなど、盗塁技術が高い。

 「自分自身、そこで生きてきたつもりですし、今後もそれを自分の武器としてやっていきたい」と入団会見で話したように、ソフトバンク時代は相手投手のモーションを盗んで悠々と盗塁を決めることも多かった。レギュラーに定着することができれば、盗塁王獲得も見えてくる。

 昨季通算200盗塁を達成した荻野は、盗塁数の目標について具体的な数字は設定していないが、「走れるときに走れればいいなと思います」と春季キャンプのときに話していた。中村奨吾は18年の39盗塁から19年は12盗塁と減少したが、的場直樹戦略コーチ兼バッテリーコーチ補佐は「奨吾の場合、コンディションを整えてくれたら、40盗塁くらいできる選手」(19年10月26日取材)と評価は高い。

 そのほかにも昨季14回の盗塁機会で失敗はわずかに1つだった岡大海、育成の和田康士朗(一軍の公式戦に出場するために支配下選手登録になる必要がある)などがいる。

 福田、荻野、中村の3人で100盗塁、このなかから盗塁王を獲得する選手が出てくることを期待したい。

文=岩下雄太
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