一軍ブルペンのポジション確保へ
ロッテは30日、ZOZOマリンスタジアムで紅白戦を開催。白組の2番手で登板したチェン・グァンユウ投手が2回を1安打無失点と好投した。
3回表から登板した左腕は、紅組の上位打線と対峙。先頭の1番・福田秀平をアウトコースのスライダーで空三振に斬ると、2番・角中勝也、3番・鳥谷敬も内野ゴロで打ち取る危なげない投球で三者凡退。
続く4回には5番・安田尚憲を空三振に仕留め、前のイニングから左打者4人を制圧。二死から6番・中村奨吾に内角の速球を左前へ巧打されたが、女房役・田村龍弘の盗塁阻止で切り抜けて、打者6人を相手に2奪三振、無失点と上々のピッチングを披露した。
昨季はブルペンの貴重な左腕としてキャリアハイの44試合に登板。秋の「プレミア12」では台湾代表のリリーバーとして活躍するなど、フル回転のシーズンだった。
2011年に横浜に加入し、気づけば来日10年目。今季はフランク・ハーマン、ジェイ・ジャクソンと日本球界で実績ある助っ人がブルペンに加入し、外国人枠争いも気になるところだが、まずはポジション確保へ、久々の実戦で先制アピールとなった。