覚悟を胸にマウンドへ!
DeNAの今永昇太投手が30日、横浜スタジアムで行われた紅白戦後にオンラインミーテングアプリ「ZOOM」を使用した取材に対応。ラミレス監督から開幕投手に指名されたことを受け、2年連続2度目の大役へ意気込みを語った。
今永は「そこ(開幕投手)を目指して、昨シーズン終わってからやってきた。より一層身が引き締まる思いと同時に、一年間チームを引っ張って行くことで、しっかりと皆さんの信頼を裏切ることなく頑張っていく。ファンの方々に何かを感じ取ってもらえるような投球をして、勝利に導ければ」と、開幕マウンドへの想いを口にした。
この日は紅白戦で2イニングに登板。自身の投球内容に関しては「状態も良く、ストレートが走って変化球も良かった。今日は失投もなく投げ込めた。ソトから空振りを取ったチェンジアップは落差もあったし、腕も振れたと感じている。まっすぐが良かったので続いて変化球も良かった」と満足げな表情を見せた。
昨年は初めての開幕投手で「不安の中で開幕投手と告げられて、そこから自分を作り上げて開幕に持っていくという気持ちの中でやってきた。今年は自分が開幕ピッチャーをやるんだという強い気持ちを持ちながら12月、1月と過ごしてきたので、メンタル面が違うと思いますし、技術もレベルアップして、成長していると感じている。また昨年とは違った姿を見せられるのではないか」と、自信を漂わせていた。
コロナ禍の長い自粛期間のなか、「リモートでも情報を世の中に発信して頂いたメディアや、リスクを背負いながら仕事をしてくれていた方々にも感謝する気持ち」を改めて感じたというハマのエース。
自身二度目の開幕戦は「今年一年のベイスターズの意気込み、“こういった試合を俺たちはやっていくんだ”というような投球を見せたい」と、チームを背負う覚悟を持ってマウンドへ向かう。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)