ロッテ・種市投手

 ロッテの種市篤暉が2日、日本ハムとの練習試合に先発し、2回を投げ60球、5安打、2奪三振、2四死球、3失点だった。

 リリーフで登板した3月27日の西武との二軍練習試合以来となる登板となった種市は、一死走者なしから2番・大田泰示に死球を与えると、続く近藤健介、中田翔に連打を浴び先制点を許す。王柏融を145キロのストレートで空振り三振に仕留めた後、渡邉諒、石井一成の連続適時打を打たれ、初回に3点を失った。2回は無失点に抑えたが29球を要し、この日の種市は、2回を投げ3失点という内容だった。

 この日の種市の投球を見ると、追い込んでから叩きつけるスライダーを見送られることが多く、また開幕に向けて何かを試していたのだろうか、走者がいないときのフォームがいつもに比べて、どことなくクイック気味だったのも気になった。

 種市は「今日は腕が振れなかった。ストレートでファウルが取れませんでしたし、決め球もなかったです。全てが悪かったと思うので反省しか出てこないのですが、ここから調子を上げていくしかないです」と振り返った。

 反省の言葉が並んだが、ここを修正してくるのが種市篤暉である。先発ローテーションに定着した昨年も、フォークで空振りが取れなかったときには、オフで取り組んできたことをもう一度見直し修正した。ストレートに納得がいかなかったときは、低い姿勢でキャッチボールを行うなど工夫を凝らし練習し、その後はストレートで三振の山を築いた。

 今年に入ってからも、2月22日の西武との練習試合で3イニングを投げて6点を失ったが、続く2月29日の楽天とのオープン戦で「いろんな人にアドバイスをいただいて、ちょっとだけ気持ち腕を下げた。腕がすごく振りやすかったので良かったと思います」と4回を0安打無失点に抑えたこともあった。

 自身の課題点を見つけ、そのためにどのように修正したらいいかということを自ら考え、ときにアドバイスをもらいながら解決していく力がある。この日の投球は悔しい内容となったが、プロ入り後からつけているノートや、登板の映像を見返し、必ずしや開幕までに調子を上げてくることだろう。同じ失敗を繰り返さない種市篤暉の修正力に期待したい。

文=岩下雄太

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