内角低めをバックスクリーンへ!
ヤクルトの廣岡大志選手が4日、神宮で行われた中日との練習試合の9回に代打で出場し、試合を2-2の引き分けに持ち込む同点本塁打を放った。
1点ビハインドで迎えた9回裏、廣岡は一死走者なしの場面で、先発出場していたアルシデス・エスコバーに代わって打席に入ると、カウント2-2から左腕・岡田俊哉が投じた内角低めの144キロをすくい上げるように強振。快音を残した弾丸ライナーはバックスクリーンに飛び込む同点本塁打となった。
廣岡は昨季自身初の2ケタ本塁打をマークし、高卒5年目の今季はさらなる飛躍が期待されているが、今春オープン戦は12試合出場で打率.136(22-3)と低迷。それでも、対外試合が再開された2日に続いて翌3日にもHランプを灯し、この日は代打起用に“一発回答”。与えられたチャンスの中で3試合連続安打としている。
村上が体調不良で欠場したこの日の一戦では、「遊撃」で先発出場したエスコバーが3打席凡退も、「三塁」で先発した西浦直亨が4打数2安打のマルチヒットを記録し、出場3試合で7安打と猛アピール中。新助っ人の加入もあって、内野では熾烈なポジション争いが繰り広げられている。
6月19日の開幕まで残された練習試合は9試合。前年最下位から上位浮上を目指す高津ヤクルトの開幕スタメンがどういったラインナップになるのか、残り2週間のアピール合戦に期待したい。