2回無失点
開幕先発ローテーション入りを目指すロッテの岩下大輝が4日、日本ハムとの練習試合にリリーフ登板し、2回を無失点に抑えた。
日本ハムは中田翔、西川遥輝、大田泰示といった主力組不在で、若手選手中心の打線だった。1イニング目となった4回、育成の樋口龍之介にセンター前に運ばれたが、後続を打ち取り無失点。2イニング目となった5回も走者を出しながら、スコアボードに0を入れた。
岩下は「ストライク先行のピッチングが出来て良かった」と振り返ったように、この日は打者6人と対戦し、いずれも初球はストライク。ボール球も26球中7球だった。
最大の魅力はストレート
岩下の最大の魅力といえば“ストレート”。2月に行われた春季キャンプの取材でも、「一番の軸はストレートだと思うので、そこは外さないように。僕の中で消してはいけないところだと思うので、そこを外すつもりはないですね」とこだわりを見せている。
この日のストレートについて岩下は「スピードがまだ出ていないかなと思う」と話し、「上げられるところはしっかり上げてシーズンに入りたいと思います」と意気込んだ。
「去年も思ったんですけど、投げているとシーズンが短く感じるので、終わったときに“良かったな”と思えるシーズンになれば良いかなと思います」(20年2月9日取材)。良かったと思えるシーズンにするために、まずは開幕先発ローテーションの座を勝ち取り、昨季できなかったシーズン通してローテーションを守っていきたいところだ。
文=岩下雄太