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DeNAの“開幕投手”今永が3回3失点「ギャップを埋めていければ」

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DeNA・今永昇太

開幕投手がマウンドへ


 昨年に続き2年連続の開幕投手が決まっているDeNAの今永昇太投手が5日、横浜スタジアムで行われた日本ハム戦でまずまずのピッチングを見せた。


 先頭打者の西川遥輝に中越えの二塁打を放たれ、内野ゴロと四球で一死一三塁となり、4番の中田翔に内角のストレートをレフトまで飛ばされて犠牲フライに。さらに続く王柏融には真ん中高めのストレートをライトスタンドに運ばれ、いきなり3失点の立ち上がりとなった。

 しかし2回からは本来の姿を取り戻し、宇佐美真吾と西川遥輝から共にカットボールで空振り三振を奪うと、3回も二死から中田翔をチェンジアップで空振り三振に打ち取り降板した。予定の3回を45球、被安打3、奪三振3、与四球1の内容ながら、2回以降はパーフェクトピッチングで、球数も20球と完全に立ち直った。

 今永は降板後、「初回から全力でいく準備をしていたが、少し慎重になってしまった。2回以降はキャッチャー方向に矢印を向けることにより、体の開きを抑えることができた」と、今永らしい表現で手応えも口にした。

 この“矢印”という表現については「角度をポイントに投球しているので、角度の付け方が良くないことで球速の割には球の質が良くなかった」と説明。その結果、「身体の開きが早くなり、力で投げていた。相手バッターも嫌なストレートや変化球と感じていなかったと思う」と反省点を挙げた。

 次回登板に向けて「自分のイメージと、投げているボールのギャップを段々埋めて行ければいい。打たれ方、抑え方が重要で、今日は良くない打たれ方をした。次は結果を求めて、意図した打ち取りかたを意識してやりたい」 と、本番前の最終調整を見据えた。


ラミレス監督も及第点


 ラミレス監督も「1イニング目は伊藤光との球種の選び方など、コンビネーションが良くなかった。王にもストレートを狙っているカウントでストレートを投じ、術中にハマった」と分析し、「三塁にランナーがいる場面の中田翔にもストレートを捕らえられた。カットなど、違うボールなら違った結果になったのでは」と振り返った。

 それでも、「2回からはスライダーやカットを織りまぜていいピッチングができた。自分で修正出来る能力が高いのが今永」と賛辞を忘れない。絶対的なエースとしてチームを引っ張る存在となった今永昇太。指揮官も「リーダーシップも持っていてスマートな人間。今のまま普通にやってくてていればいい」と信頼を寄せる。2週間後の横浜スタジアムで躍動するために、ハマの21番は理想の状態に仕上げてくれるはずだ。


取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
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