「準備をしていくだけ」
ロッテの鳥谷敬選手が9日、ZOZOマリンスタジアムで行われた中日との練習試合にて、“移籍後初安打”を放った。
鳥谷は6回表の守備から「三塁」に入り途中出場。7回の第1打席は左腕・福敬登の前に「空振り三振」に倒れたが、9回の第2打席に待望の瞬間が訪れた。
一死一・二塁の好機で、この回から登板していた祖父江大輔と対戦すると、カウント0-1から外角の147キロの速球を鮮やかに流し打ち「左安打」。一軍の実戦では、5月30日の紅白戦から19打席無安打も、移籍後20打席目にしてHランプを灯した。
鳥谷は試合後、「打席に立たせていただいている中で徐々に修正をしながら、色々と感じながら徐々に形が出来ているかなと思います。とりあえず自分に求められている役割を自分に与えらえれた場面で、しっかりと出来るように準備をしていくだけです」とコメント。
9回の守備では秒速11メートルの強風が吹き荒れるなか、三塁ベンチ前のファウルフライを難なく処理するなど、そつないプレーを披露した。