「やっぱり熱男はしていきたい」
ソフトバンクの松田宣浩選手が9日、PayPayドームで行われているオリックスとの練習試合に「6番・三塁」で先発出場し、練習試合再開後初アーチを放った。
2回の第1打席はドラ3ルーキー・村西良太の前に空三振に倒れたが、スコアレスの5回に迎えた第2打席、イニングの先頭打者として打席に入ると、2番手・澤田圭佑の内角のストレートを完ぺきにとらえ左翼席へ飛び込むソロホームラン。「真っ直ぐを完璧に捉える事ができました」と手応え十分の一発で、先制点を叩き出した。
松田はダイヤモンドを周り、味方ベンチとの祝福を終えると、ライトスタンドへ向かってお馴染みのホームランパフォーマンス「熱男!」を披露。目の前にファンの姿は無かったが、「無観客ですがやっぱり熱男はしていきたいですね」と、決意新たに前を向いた。
松田宣浩は対外試合が再開された2日のオリックス戦で、鈴木優から頭部死球を受けて途中交代。大事を取って4日まで試合出場を見合わせていた。
それでも、5日の阪神戦(甲子園)から試合復帰すると、6日の同カードでは復帰後初安打となる適時打もマーク。7日は快音がなかったが、本拠地に戻ってきたこの日、待望の一発を放ち健在ぶりをアピールした。