出場7試合で打率.391
オリックスの新外国人、アデルリン・ロドリゲス選手が10日、PayPayドームで行われたソフトバンクとの練習試合に「2番・指名打者」で先発出場。1本塁打を含む4打数3安打と好調をアピールした。
この日は先発ローテ入りを目指す右腕・石川柊太との対戦で快音連発。第1打席に初球の直球を捉えて左中間を破る二塁打を放つと、第2打席はカーブにタイミングを外されながら左翼線へ運びチャンスメーク。直後の吉田正尚の一発で先制のホームを踏んだ。
圧巻だったのは5回の第3打席。石川と3度目の対戦で、カウント3-2から高めの145キロを強振。打った瞬間それとわかる完璧な一発を左翼スタンド中段へ叩き込み、猛打賞を記録した。
入団時のインパクトこそアダム・ジョーンズの影に隠れていたが、ロドリゲスは今春のオープン戦で出場した全4試合で安打を記録するなど、早くから存在感を示しており、今月2日に対外試合が再開されてからもコンスタントに安打をマーク。試合再開後の出場7試合で無安打に終わったのは4日のソフトバンク戦だけで、ここまで打率.391(23-9)、2本塁打と好調を維持している。
“4番”ジョーンズの低空飛行が続くなか、「2番」「4番」「5番」と複数の打順で起用されている男が、どういったポジションで開幕スタメンに名を連ねるのか。今後の起用法にも注目が集まる。
▼ ロドリゲスの「練習試合」成績
2日 vs.ソ[2番・指]3打数1安打
3日 vs.ソ[2番・一]3打数1安打
4日 vs.ソ[2番・指]3打数0安打
5日 vs.広 出場なし
6日 vs.広[5番・指]4打数1安打
7日 vs.広[4番・一]3打数2安打1本塁打
8日 試合なし
9日 vs.ソ[5番・一]3打数1安打
10日 vs.ソ[2番・指]4打数3安打1本塁打