2回以降は立て直す
体調不良で一時戦線を離脱していたヤクルトのアルバート・スアレス投手が11日、神宮球場で行われている日本ハムとの練習試合に先発登板。3回(68球)を投げて、被安打4、与四球2、失点3という内容で降板した。
初回、一死から2番・杉谷拳士に四球を与えると、3番・近藤健介、4番・中田翔、5番・渡邉諒に3連続ツーベースを許して3失点。初回だけで打者8人に34球を要する苦しい立ち上がりとなる。
それでも2回は立て直して、テンポよく三者凡退。3回は先頭の近藤健介に右安打を許したが、初回に適時打を許した中田と渡邉は連続三振に打ち取り、無失点で切り抜けた。
スアレスは来日2年目の助っ人右腕。昨季は故障に悩まされ、わずか4試合の登板で1勝(1敗)に終わっており、今季はシーズンを通して先発ローテーションの一角として期待される存在。6月に実戦が再開されてから「急性咽頭炎」で離脱を余儀なくされ、その状態が心配されていたが、復帰初戦でまずまずの投球を見せ、回復ぶりをアピールした。