ロッテの小野郁が11日、中日との練習試合に登板し、1回を無失点に抑えた。

　風速10メートル以上吹く中での登板となった小野は、0－0の7回からマウンドに上がり、先頭のシエラを146キロのストレートで三ゴロ、続く堂上直倫を3ボール2ストライクから7球目の変化球で捕邪飛、最後は加藤匠馬を外角の142キロストレートで見逃し三振に仕留めた。

　1回を無失点に抑えた小野だが、球団を通じて「前回投げた時も風が強くて球が浮いてしまったので、今日はなるべく低めにという意識をしていたのですが、まだ高めに浮いてしまっていた。もっと低くですね。変化球でも、風が強い時の曲がり幅などもまだ掴めていないので、そこをしっかり自分で把握してしっかりカウントを取れる様にやっていきたいなと思います」と反省した。




　小野は前回登板の9日の中日との練習試合に続いて、2試合連続でパーフェクトリリーフ。6月2日の練習試合再開後、連続無失点登板が4に伸びた。2、3月の練習試合、オープン戦から“結果”にこだわってきた小野は、新天地で開幕一軍を掴みそうな勢いだ。

▼ 練習試合再開後の投球内容
6月2日vs日本ハム　1回1/3 安2 振0 四死1 自責0
6月5日vs楽天　1回 安2 振1 四死0 自責0
6月9日vs中日　1回 安0 振2 四死0 自責0
6月11日vs中日　1回 安0 振1 四死0 自責0

文＝岩下雄太