最速153キロで無四球ピッチング
巨人の菅野智之投手が12日、東京ドームで行われた日本ハムとの練習試合に先発登板。5回(82球)を投げて2本塁打を含む6安打を浴びるも、打者21人から9個の三振を奪う好投を見せ、開幕前最後の調整登板を終えた。
前回2日の登板から中9日で臨んだこの日は、立ち上がりから150キロ前後の速球とスライダー、カットボール、フォークと多彩な変化球がキレ味抜群だった。初回は1番・西川遥輝、2番・大田泰示を連続三振に斬ると、3番・近藤健介は遊ゴロで三者凡退。4回に渡邉諒、5回に宇佐見真吾にソロアーチを浴びるなど計6安打を許したが、走者を背負ってから崩れることはなく、毎回の9奪三振で切り抜けた。
降板後の談話では「投げたいところに投げられた」と、自身の投球にも納得のコメント。ちょうど一週間後に迫るシーズン開幕戦のマウンドへ、順調な仕上がりぶりをアピールした。