復帰安打は打点付き!
巨人の坂本勇人選手(31)は16日、ジャイアンツ球場で行われている楽天とのファーム練習試合に「1番・指名打者」で先発出場。2回の第2打席に復帰後初安打をマークした。
2006年の高校生ドラフト1位で巨人に入団し、今年で14年目を迎える。昨季はキャプテンとしてチームを引っ張りながら全試合出場を果たし、打率.312にキャリアハイを大きく更新する40本塁打を放つ大活躍。チームを5年ぶりの優勝に導いている。
今季は「史上最年少2000本安打」の偉業にも期待がかかっていた中、まさかの“開幕延期”によって記録は困難に。それでも前を向いて新シーズンへの準備をしていた中、今度は開幕が見えてきた6月3日に新型コロナウイルスの陽性判定が出てしまい、都内の医療機関に緊急入院。数値的にはごく微量で、本人に自覚症状もなかったとのことだが、退院できたのは12日のこと。長らく実戦から離れることとなってしまった。
13日からようやく練習を再開し、この日が久しぶりの実戦復帰。同じ形で戦線離脱を強いられた大城卓三とともに、ファーム練習試合のスターティング・ラインナップに名を連ねた。
初回の第1打席は、2球目の変化球を振りに行くもとらえきれずに平凡な左飛。それでも2回、二死二塁のチャンスで迎えた第2打席では、初球を痛烈なライナーで弾き返すも、打球は惜しくも左翼線の左でファウル。徐々に“兆し”を感じさせる。
すると、フルカウントから甘く入ったボールを逃さずとらえ、センターに弾き返すクリーンヒット。その間に走者も還り、復帰後初安打は適時打となった。
▼ 坂本勇人・練習試合(6/16)
「1番・指名打者」
1. 左飛
2. 中安(+1)