DeNA・今永昇太【撮影は2020年】

◆ 待望の「6月19日」シーズン開幕戦へ

 前年リーグ2位のDeNAが本拠地・横浜スタジアムに広島を迎える対戦。両チームが開幕カードで顔を合わせるのは、広島のリーグ3連覇が始まった2016年シーズン以来4年ぶりのことになる。

【練習試合の戦績】
De:△★★△★☆★△☆☆☆△(4勝4敗4分け)
広:★★★★☆★☆☆-★☆★(4勝7敗)

 DeNAは新加入のオースティンが春先から好調を維持しており、新キャプテンの佐野恵太も6月の練習試合で尻上がりに状態を上げてきた。開幕オーダーは事前に発表されているが、打線の調整は順調。今季限りの外国人枠拡大も追い風になり、昨季本塁打王のソト、オースティン、ロペスが同時にラインナップに名を連ねる予定だ。開幕への準備は万端。横浜で船出の時を待つ。

 対する広島は春先から続く対外試合の連敗が注目を集めたが、選手個々人にフォーカスすると収穫は少なくない。ベテランの松山竜平が故障で出遅れた一方で、昨季ファーム二冠王のアレハンドロ・メヒア、堂林翔太の一・三塁候補がバットでアピールすると、新助っ人のホセ・ピレラも開幕1番を期待させる活躍。鈴木誠也の前後を打つ陣容が固まってきた。あとは不安が残るリリーフ投手陣がどれだけ機能するか。佐々岡新監督の手腕に注目だ。

◆ 過去の対戦成績を振り返ると…

【近年の対戦成績】
19年:DeNA 13-1-11 広島
18年:DeNA 11-1-13 広島
17年:DeNA 13-0-12 広島
16年:DeNA 12-0-13 広島
15年:DeNA 15-0-10 広島
合計:DeNA 64-2-59 広島

 ここ数年は五分の戦いが続いているが、昨季はDeNAが本拠地・横浜スタジアムで9勝3敗1分けと大きく勝ち越した。過去を振り返れば、DeNAが3者連続ホームランで逆転勝利を収めるなど劇的な試合展開もあり、“ハマスタの広島戦”は何かが起こる注目カード。開幕投手を務める今永昇太は昨季の広島戦で5勝0敗と好相性で、過去のデータを見る限りではDeNAに追い風が吹いている。

◆ 開幕カードのキーマンは?

▼ DeNA・梶谷隆幸
[練習試合成績]打率.323 0本 1打点 4盗塁
[昨季対戦成績]打率.333 1本 5打点 0盗塁

 昨季は成績不振でわずか41試合の出場に終わったが、今季は春先から好アピールをみせ、見事「1番・中堅」を手中に収めた。後ろにはソト、オースティン、佐野、ロペス、宮崎と強力ラインナップが控えるだけに、梶谷が出塁すれば初回から一気に大量得点の可能性もある。復活を期すリードオフマンが新打線の象徴となるか。“蒼い韋駄天”のスタートダッシュに注目だ。

▼ 広島・西川龍馬
[練習試合成績]打率.306 0本 6打点 0盗塁
[昨季対戦成績]打率.330 3本 12打点 3盗塁

 クリーンナップの一角として一本立ちしつつある“天才打者”は「3番・中堅」での開幕スタメンが濃厚と見られている。昨季は横浜スタジアムで打率.306、2本塁打、7打点の好成績を残しており、開幕投手の今永には17打数7安打と好相性。DeNA戦を得意にしている4番・鈴木誠也とともに敵地で大暴れするような展開に持ち込みたい。

◆ 予想スタメン
▼ DeNA
(中)梶谷隆幸
(二)ソト
(右)オースティン
(左)佐野恵太
(一)ロペス
(三)宮﨑敏郎
(捕)伊藤光
(投)――――
(遊)大和

▼ 広島
(左)ピレラ
(二)菊池涼介
(中)西川龍馬
(右)鈴木誠也
(三)メヒア
(捕)會澤翼
(一)堂林翔太
(遊)田中広輔
(投)――――

◆ 試合情報
▼ 6月19日(金)
DeNA(今永)-広島(大瀬良)
<横浜スタジアム 18時>
☆放送予定
・DAZN(18:00~)
・BS-TBS(18:00~)
・TBSチャンネル2(17:55~)
・テレビ神奈川(17:30~)
・広島テレビ(17:50~)
・Paravi
・ニコニコ野球チャンネル

▼ 6月20日(土)
DeNA(ピープルズ)-広島(床田)
<横浜スタジアム 14時>
☆放送予定
・DAZN(14:00~)
・BS-TBS(14:00~)
・TBSチャンネル1(13:55~)
・TBSチャンネル2(13:55~)
・広島テレビ(13:55~)
・Paravi
・ニコニコ野球チャンネル

▼ 6月21日(日)
DeNA(平良)-広島(森下)
<横浜スタジアム 14時>
☆放送予定
・DAZN(14:00~)
・NHK総合(13:50~)
・TBSチャンネル2(13:55~)
・Paravi
・ニコニコ野球チャンネル

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