ニュース 2020.06.20. 08:00

ワクワクするボールを魅せてくれ!ロッテ・種市が今季初先発

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ロッテ・種市篤暉[撮影者=岩下雄太]※写真は2020年

開幕ローテ入り


 ロッテの種市篤暉は、初めて開幕一軍をつかんだ昨季は“期待の若手”の一人だったが、今季は開幕から先発ローテーションの一角として、1年間投げることを期待される。

 本人も「期待の若手ではなく、結果を残さないといけない立場。まだ若いですけど、ローテーションを守っていくという意味では、16番に恥じないピッチングをしないといけないと思っています」と自覚する。

 今年の1月、ロッテ浦和球場で自主トレをしていた種市に、昨季チームトップタイの8勝を挙げ、昨年以上の成績が求められるなかで、新シーズンに向けて不安であったり、プレッシャーを感じたりしていないのか聞いてみた。

 種市は「不安しかないですね」とポツリ。「昨年は8勝したんですけど、今年は8勝以上してくれると、そういう意味で背番号を変えてくれたと思います。絶対に8勝以上しないといけないですし、2桁いかないといけないと思っています。そこは意地でもいきたい。なので、練習しないと不安になる。去年抑えていたから抑えられるというわけではない。研究もされますし、もっと進化しないといけないなと思っています」。

 種市はさらに進化するため、シーズンオフは黙々とトレーニングに励んだ。シーズンオフはイベントがあったとしても、「やっていないと不安になりますし、高校のときからそうでした」と時間を見つけては体を動かした。またこの時期、新シーズンに向けてより良いフォームで投げるため投球フォームのこと、イメージしたボールを投げるため、色々と考え取り組んでいる姿が印象的だった。

奪三振のタイトル目指せ!


 種市と同じ学年には、昨年11月に行われたプレミア12に侍ジャパンにも選出された山本由伸(オリックス)、6月2日以降の練習試合で物凄いストレートを投げ込む今井達也(西武)や、セ・リーグにも藤嶋健人(中日)、アドゥワ誠(広島)、梅野雄吾(ヤクルト)など好投手が多い。山本は同学年の投手のなかで、最初に投手タイトル(最優秀防御率)を獲得した。

 種市も「僕がいけるとしたら、奪三振しかないと思っている」と最多奪三振のタイトル獲得を目標のひとつに掲げた。

 昨季はイニング数(116回2/3)を上回る三振(135個)を奪った。規定投球回に届かなかったが、135奪三振はリーグ4位の成績。昨季同タイトルを獲得した千賀滉大(ソフトバンク)、14年から5年連続で同タイトルを受賞した則本昂大(楽天)とライバルはいるが、種市も1年間ローテーションを守ることができれば、自ずとタイトル獲得も見えてくるはずだ。

 種市といえば、「27球のアウトより27個の三振の方が好き」と話すなど、バッタバッタと三振の取れる投手を目指している。ちなみに種市は“見逃し三振派”、“空振り三振派”のどちらが好きかというと、見逃し三振で奪った三振が好きだという。

 そのなかでも「ストレートで三振が取りたい」という思いを強く持つ。特にアウトローのストレートで見逃し三振を仕留めたときには、「めちゃくちゃ気持ちいいですし、めちゃくちゃ楽しいですね」とのことだ。

 今年も練習試合でいえば、6月7日の楽天戦、6回二死走者なしからブラッシュに1ボール1ストライクから投じた3球目の外角の147キロストレート、続く見逃し三振に仕留めた149キロの外角ストレートは素晴らしいボールだった。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3カ月遅れで開幕したプロ野球。マリーンズはソフトバンクとの開幕戦、1-1の延長10回に小野郁が栗原陵矢に適時打を浴びサヨナラ負け。

 チームに今季初勝利をもたらすため種市が、今季初先発する。“期待の若手”から“結果を残さなければならない立場”となったが、まだまだ成長、進化を続ける過程の投手だ。これからマリーンズのエース、日本を代表するエースに成長していくことだろう。今季初登板で緊張すると思うが、気負わず、自分が持っている能力を“マウンド”という舞台で存分に発揮して欲しい。

文=岩下雄太

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