開幕日に1本も出ず
当初の予定から遅れること約3カ月、6月19日にプロ野球の2020年シーズンが開幕。普段とは違う、未だかつてないペナントレースが幕を開けた。
お天気も心配された中、無事に全6試合が行われた開幕日。2020年の「プロ野球第1号」は、神宮球場で行われたヤクルト-中日戦から、1回に中日のダヤン・ビシエドが記録。
この一発を皮切りに、セ・リーグでは各球団で“今季1号”が飛び出したのだが、反対にパ・リーグでは3試合で1本もアーチが架からず。対照的なスタートとなっている。
▼ 2020年・各球団の「1号」
<パ・リーグ>
西:(未)
ソ:(未)
楽:(未)
ロ:(未)
日:(未)
オ:(未)
<セ・リーグ>
巨:吉川尚輝
De:ホセ・ロペス
神:西 勇輝
広:大瀬良大地
中:ダヤン・ビシエド
ヤ:山田哲人
なんと、セ・リーグは6球団のうち2球団で投手が1号を記録。開幕戦で投手が本塁打を放ったのは、2008年の中日・川上憲伸以来で12年ぶりとのことだが、2人の投手が本塁打を放つというのは史上初の珍事だそう。それも、どちらも“球団1号”となっていて、まさに波乱の幕開けとなった。
一方、ここ3年続けてリーグ総本塁打でセ・リーグを上回っていたパ・リーグは、開幕日に1本も本塁打が出ず。こちらもある意味で波乱のスタートに。
「パ・リーグ最初の一発」は誰が記録するのか、14時から行われる3試合はそんなポイントにも注目だ。